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そう、これが俺と京一との初めての出会いだったんだ。それから特に京一と話すことはなかった。あいつもただ1人で、それでも毎日きちんと来ていた。気に掛ける事もなく毎日が過ぎていった。そしてある日…、



「なぁ…」

京一が初めて良に話かけてきた。いや、良に限らず学園にきて初めてだろう。

「へ??あ…何??」

「ちょっと何ー!?まさかみぃの良を捕ろうなんて考えてるんじゃないよねぇ??!!」

話かけられて良がビックリしていると、膝の上に座っていた南が京一に喰ってかかった。その勢いに少し驚きながら京一は良に、

「俺さ、部活入ろうと思うんだけど入部届ってどこにあるの??」

と聞いた。

「へー何部??」

「入部届どこ??」

「あぁ悪いιえっと…職員室だよ」

「どうも」

京一はそれだけ言うとさっさと自分の席に戻ってしまった。良と南は顔を合わせて首を傾げた。








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