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だが、それはあくまでも一時のことだ。しばらくすればまた、自分は死んでいる…と言う感覚に陥ってしまうのだ。


だからそんなとき、竜也は血を流す。人の血をみる。そうすることで、痛みを感じることで生を感じるのだ。

だから頭も真っ赤にした。血を思わせるような赤。


竜也の両親は髪の色の意味をしらないだろう。未だ自分を、他人を傷つけていることをしらないだろう。

だが竜也は、田中竜也として今この場にいる。

今日も、血を流しながら………。

「ははっ、血ィ…痛、い。……うま、い」
















END

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あきゅろす。
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