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「涼ー、絶対に知らない人についてかないでねー?」

『?よく言われるけど僕大丈夫だよっ?』

「うーん…ま、なんかあったらすぐ呼んで?」


もちろん何かある前に俺が潰してきたけど。まだ幼い十夜と一緒に、いっぱい汚いことをしてきた。でもそれはー…涼のためなんだよ?俺の愛情。


──今は他の人に役取られちゃってるけどね。

でも……、


『ねぇねぇ大和、今日が何の日か知ってる?』

「んー?何だっけ?」

『大和とね、親友になった日!』

「…………うん」

『あの日話しかけてくれて、ありがとうっ』


毎年こうやって電話で話たり祝ったり。卒業記念だとか初めてプレゼントをくれた日だとか、俺が覚えてないことまで涼は覚えてるんだ。

来年は何を祝ってくれるんだろう。
何を思い出さしてくれるんだろう。
何が涼の印象に残っているんだろう。

いつも涼のことだけを考えてるんだよー…?


だから、他の人のものになんかなんないでね。


END

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