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昔の話(大和)
俺が涼と会ったのは小学4年生んとき。クラス替えで涼と同じクラスになって、前から噂のあった涼と隣の席になった。

当時から金髪青眼の涼は、今では綺麗といえるけど小学生からすれば少し異様だった。だからいつも1人でビクビクして本を読んで。

俺は最初、ただの興味本位だったんだ。


「俺っ、竹中大和ってのーよろしく!」


─ビクッ…


「……おーい聞いてる?よーろーしーくー」

『ぁ………ょ、よろし…く』

「いつも何読んでるのー?」

『……………こ、れ』


まだ人なれしてなかった涼は突然話しかけてきた俺に驚いたんだろうな…。でも小学生で気を使うとか知らなくて話し続けてたけどねー。

そしたらドンドン俺に慣れてきてくれて、そのうち遊ぶようになった。でもそうすると周りがすげー非難すんの。


「バケモノになっちゃうよ」
「大和くんこっちおいで」
「あいつらに近づくな」


俺はそれを気にしなかったけど、涼は気にした。自分のせいで俺まで文句言われてるのを気にしたんだ。そんときから俺はもう……涼に惚れてたのかも…。

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あきゅろす。
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