アイス(久) 『んーっ美味しっvV』 「あ゙?誰だ…ってお前か」 俺が昼寝をしてたら邪魔をするやつが現れた。すげぇムカついたから一発殴ろうと思って行ってみたら…アイツだった。 『あ、久先輩!こんにちは』 浅見涼、正直苦手だ。なかなか掴むことができねぇ。 『これ見て下さいっ!新発売のバニラアイスー!!』 「……はぁ?」 だからなんだってんだよ。 『食べますか?』 「いらねーよ」 んな甘ったるいもん食えるかよ。…って言ってるのになぜスプーンをこっちへ向ける!? 『あーんして下さい。……あ、溶けちゃうっ』 俺が食べないでいるとアイスが溶けてきた。それを自分で食べ、またスプーンを向けてくる。 『あーん…』 んな目で見るなよ!なんかすげぇ小さなガキ虐めてるみたいじゃねぇか。でもあーんはねぇだろ…。 『むぅ…あ!久先輩っ』 「んぁ?…んっ」 こいつ…口開けた瞬間にスプーン突っ込んできやがった。ありえねぇ…つかあめぇ。 『ふふふーっ、美味しいですよね』 「……はぁ…、そうだな」 香…お前が苦労するのも分かるわ。 . [*前へ][次へ#] [戻る] |