世界一愛してる
※若葉×紅葉パロ
「若ちゃーんっ」
「おー紅葉、会いたかったでっ」
「えへへ、ごめんね、待った?」
「いんや今きたとこや。ちゅーか、あーもー今日も一段とかわええわ、紅葉」
「おおきに。若ちゃんもかっこええよっ」
ほんのりと頬を染めて抱き締めてくる若葉を、同じように頬を染め、抱き締め返す紅葉。そのまま2人は見つめ合い、どちらからともなく顔を近づけ、目を閉じた。
久しぶりのキスに、紅葉は顔を真っ赤にしてパッと俯いてしまう。照れている。そんな姿も愛らしい。
「…ほな、いこか。久々のデ・ェ・ト♪」
「うん!映画いくんやろ?」
「おー、紅葉が見たいゆうてたの見ようや」
「やったぁ、おおきにっ」
するり、と絡められる2人の手。いわゆる恋人繋ぎに、2人を見ていた周りの人たちは悔しそうな顔をする。それぞれを狙っていたのだろう、が、この2人の間に入る隙なんてない。
ピッタリとくっついて寄り添いあいながら、映画館を目指した。
◆
「…でね、そんとき桐がいきなりキレたん!やから、思わず椿先輩の後ろに隠れてもうたの」
「あー…」
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