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いまだ髪が綺麗だの背が高いだの、次々と誉めてくるシロに怜治は…押し負けた。いや、このままシカトしてもよかったのだが、毎日つきまとってくるのが目に浮かんだのだ。



「はぁ…勝手にしろ」


「……え?……えっ!?」


「ただし、俺はテメェを助けねぇ」


「ぁ…あ、はいっ!怜治さんの邪魔にならないよう頑張るッス!一生ついていきますっ」


「……チッ、うるせぇ」


「はいっ!」



元気な返事とともに、うるさかった声はピタリと止まる。だが怜治を見る目は誉めてくれといわんばかりで、もし犬のように尻尾がついているなら、はちきれんばかりに振っているだろう。

やっぱりOKしなければ良かった。なんて思った怜治だが、自分に迷惑をかけないならどうでもいいやとも思う。こうして、族潰しのレイジにシロというワンコが引っ付くことになったのだ。







「今日は自分と怜治さんが運命の出会いをした日なんッス!だからこれ、お祝い…」


「……バカだろ」


「はいっ!怜治さんバカかもしれないッス!」



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あきゅろす。
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