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『あら、別に私は気にしないわよ?辰巳にもいったけど、上等じゃない。愛し合ってるんでしょう?』
そういって笑った辰巳のお母さんは、凄く綺麗な人だと思った。
辰巳がいってたけど夜のお仕事でもかなり人気のある人らしくて、そういった点では、辰巳と同じなのかなーって。
まぁ、夜の仕事っていうせいと、なんでかタイミングが悪くてちゃんと顔合わせしたことなかったんだけど…。
(ずいぶんまぁ素直で可愛らしい子ねぇ…)
(……チッ、ずっと避けさせてたっつーのに…)
「はい…好きです。オレ、辰巳のこと世界中で一番大好きです…!だから、その、その…っ」
「……瑛太?」
「た、辰巳をオレに下さい──!!」
──…シーン
「『…っ、ぷ、ははは!』」
「うぇっ?!…な、わ、笑わないで下さいっ!///」
オレは本気なのに!
だってその…ほら、多分オレは家から出ることは出来ないから、辰巳に来てもらうしかないし…。
ああ…それともオレ、なんか変なこといっちゃったのかな。
ヤダな…バカな子とか思われたら、嫌だ…辰巳に見合う人間でいたいのに。
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