[携帯モード] [URL送信]

「今日から着けるねっ!ホンマにおおきに」

自分に当ててみながらクルクル回る蓮。探はそれをみて買ってよかったと思った。可愛らしい蓮にピッタシ合っているし、あんなに喜んでもらえるとは思ってもみなかったのだ。

その夜、蓮はちゃんとそのエプロンをつけて料理していた。いつもは寝て待ったりするのだが、今日だけはキッチンに立っている蓮をじっと見ていた。蓮はその視線が気になるようでチラチラ探の方を見ている。

「あの…どうしたん?」

「……何でもない」

「そ、そっか……」

そう言っても視線は途切れることなく注がれた。この前心に言われたことが頭をよぎったのだ。もし、あの服を着ずに料理していたら。それで見えるんじゃないかと足をもじもじさせて…。

(……何、考えてるんだろ…)

はっと我に帰り、用意されていたご飯を食べ始めた。だけど一度考えてしまったことはそう簡単に消えるはずもなく、探は皿洗いを手伝うといって蓮と一緒にキッチンに立っていた。

「ホンマに…今日はどうしたん?」

「ぁ…………お礼、が…」

「お礼?」

「そう。欲しい」

「エプロンのお礼?ええでっ、何が欲しい?」

にっこりと笑って探の言葉を待つ蓮。そんな蓮に探は……こういった。

「は……裸、エプロン」

「……………………え?」

「服脱いで…着けて欲しい」

「え…えぇっ!?裸でっ!?え、あの……っほんで、お礼になる…?」

「うん」

「わ、かった…」

探のお願いを断るはずがない。それも計算された上でのお願いだった。れは探に後ろを向いているようにいい、その場で脱ぐ。

産まれたままの姿になり、その上にエプロンを着けてみるが、丈が少し短くて見えてしまいそうになる。蓮は裾を出来るだけ引っ張って探を呼んだ。

「あの、えっと……///」

「っ………可愛い」

「ぅぁっ、あ…おおき、に…///」

恥ずかしそうに隠す姿が余計に探を煽り、胸のハートの横から見えそうで見えない突起が堪らない。手を退かしてといえば恐る恐る退かし、体は恥ずかしさで震えていた。

[*前へ][次へ#]

11/30ページ

[戻る]


第3回BLove小説漫画コンテスト開催中
無料HPエムペ!