9 アリスは走ります。 みんなが大波のように追いかけてきました。 そこに現れたのはあのドアです。 アリスは番人に泣きつきました。 『大地先輩助けてっ…みんな怖いよぉ』 「わわ、アリス?……こんなに怖がらせて…」 『ど、しよっ…先輩、どうしよう!』 「落ち着いてアリス。ほら…目を覚ましてごらん?」 『え…』 クイーンたちはすぐ後ろまで来ています。 番人は笑いかけるだけで何もしてくれません。 そして…みんなが一斉に覆い被さってきました! 『うわぁあ…っ!?』 アリスは暗く深い闇に落ちていきました。 「………ぅ……りょ…………」 ─────────── ─────── ─── 『潰れるっ!…………ぅ?』 「涼…やっと起きたわね。うなされてたわよ」 『マ、マ…?あれ…僕…』 「全く、絵本読んでっていってどうして悪夢を見るのよ」 『あ…そっか。アリスの本読んでてくれたんだもんねっ!』 「…?」 『へへ、良かったー帰ってこれて。今度みんなに話しちゃおっ』 END☆ リクエスト本当にありがとうございました! グダグダになってしまい申し訳ありません。 [*前へ][次へ#] [戻る] |