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――ピンポーン

「はいはー、」

「こんばんわー突撃隣の夜事情でっす!」

「…何してんだ、伊織」

「うわぁあ呆れた目をする保もなんか新鮮いいよ萌えるよハイチーズ!…ハァハァ、これテツさんに売りさばいてやろっと」

「やめてくれ。…ほら、入れよ」



そういって保は体を横にズラして僕を招き入れてくれる。紳士ですか紳士ですね萌えええ!ナチュラルなのがいい。ああもうぜひ僕じゃなくてワンコにやってほしい!…はっ、そうだよ保の紳士さに危うく目的を忘れるとこだった。



「なんで普通に出てくるの!?」

「え…チャイム鳴らしたのは伊織…だよな?」

「そうだけど!そこはほらっ、『今克己とヤってる最中だからごめんまたな』とかないわけ!?僕はそれを楽しみにやってきたのにぃい!」

「…ああ、それで隣の夜事情…」

「ワンコどこワンコ!あっちでハァハァしてんのかええけしからん僕にも見せてっ」



…はっ、いや、でもワンコと保だったら保が下…?ってことは、最中に僕がきてイタズラ思いついたワンコがムリヤリ服着せて保にいかせたとかあるかも!チラ、チラ…んー膨らんではなさそうだけど…うまく勃起したの隠したか保め。



「隠してないししてないからな。ったく…何回俺を巻き込むなっていえば分かってくれるんだか」

「なぜ分かったし!」

「口に出てたぞ…それに、赤塚は今いない」

「ちぇーっ。…あ、じゃあワンコを想って1人でヌ、」

「いてもない。下品だぞ伊織」



はぁぁ、って。ため息つく姿もイケメンですね保くん1枚いいですか。ハァハァしながら撮ってたら、保が苦笑いをしてキッチンへ向かった。あ、お茶いれてくれんのかも。すまないねぇ僕が不器用なばかりに。

リビングのソファーに座って、保を見ながら待つ。んー…イケメンは何しててもイケメンですねちくしょう少し悔しいぜぃ。



――カシャ、パシャッ

「…まだ撮ってたのか…楽しいか?」

「え?まぁ誰かと絡みがあった方がもっと楽しいけど、保かっこいいから撮ってて飽きないし」

「っ…そう、なのか?」

「もっち!見る?見る?保ってば自分がいかにかっこいいかイマイチ理解してないっしょ」



無自覚も萌えるんだけどねーほら、それは受けだからこそっていうか。保の場合はしっかり理解してて、いつかくる王道編入生に『友達になりたいけど…俺といるとイジメられる』とかいう方なんだハァハァ早くそんな場面見たい!


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あきゅろす。
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