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貸して、ゆうたら拭いたるって。やからお願いしようと思ったんやけど、彼方先輩に止められてしもたぁ。
「いったでしょう、これ以上はダメです、と」
「…チッ、マジメやろうが」
「いえ、何かあると面倒なだけです」
「うははっ、会長のアホー!」
「クッ…そんなこといえんの、服部だけだぞ」
アホーアホーてカラスか!
…ふは、ノリツッコミならぬ1人漫才してもうた。
あーアカンなんやもう全部おかしゅうて…はらら?
頭、フラフラ…。
――バタン
「「歩(くん)!?」」
「……んー…くぅ、すー」
「…ね、寝てやがる…」
「なかなか色っぽかったッスよね。まー普段からどこかエロいッスし」
「おい、変なこと考えんなよ」
「あなたがいわないで下さい」
「しかしホント、これは…今度2人で飲んでみるか」
「はぁ…どうでもいいですけど、悠大が歩くん運んで下さいね。僕嫌ですから」
「そのまま俺の部屋に…」
「僕を怒らせたいんですか」
「……チッ」
……次の日、起きたらいつもの部屋やった。ちゅーか、酒飲んで、ツマミたくさん食うたとこまでしか覚えてへんかった。
ガンガン頭メチャ痛かった。
彼方先輩に、悠大と2人きりで飲むないわれた。
え…ウチ一体何があったんや?
怖いわ…なんや体ベタベタしとるし…まさか!?
嫌やーっ、思い出したくないけど思い出したいけどやっぱ思い出したくないーっ!!
終わり!
リクエストありがとうございました。
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