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あー暑いわー。
上をちと開いて、パタパタと手で煽る。
したら、なんやみんなして顔赤くしたんや。あ、酔っとるんか。みんなダメやなーははっ。
ま、しゃーないからいったるけどな。
「ほーれきてやったでー」
「こんな開けて…わざとか?誘ってんじゃねぇよな…」
――スル…
「うひっ!触らんでやーもう」
「ゔ…会長ズルいッスよぉっ」
「確かに…服部って変なとこで色気出んだよな…」
えーみんなして何いってんやか。会長も鎖骨触るとか、何考えとるんやか。
ウチやのうて女の子の触った方が楽しいやーん。
「先輩、俺んとこもきて下さいっ」
「うはは、ウチ人気者やーん。ん、先輩がきたったでぇ」
「…ちょ、なんて格好してるんですか歩くん…」
「ケツエロ」
ちとフラフラしとる…から、立ち上がれんくて、四つん這いのまま近寄ったんや。
あーもー服ズルズルやーん。
うはは、男しかおらんしまぁえっか!
「なーんや、…?」
「か、可愛いッス先輩…!」
「可愛いわけない、やろぉ…っく、…んー気持ちええ…」
「「!?」」
「こ、これ気持ちいいッスか…?」
「ん、なんや、くすぐったいけど…ええよぉ」
頭撫でられんの、こないに気持ちよかったかぁ?
もっと、と思て頭擦り寄せたら、幹也のやつ後ろに倒れたんや。
あはは、酔いつぶれたわー。
「…そろそろお開きにしませんか?1人倒れましたし、これ以上は確実に僕に迷惑かかりそうですし」
「あ、会長が襲いそうってことッスか」
「あ゙?」
「キャーえっちー!会長のえっちー!」
イヤーン、て裾直して顔手で隠したら、ニヤリて笑うたんや。
むぅ、ゾクッてした…変やなぁ。
っと、あ。
「えのーそれウチのーぉ」
「…え?あ、わり」
「んーまーええけど。ウチえのの飲んだろぉ」
――クピ、
「…んく。零してもうた、うはは」
アカーン中まで濡れてもうたー。拭かな…ん?布巾がないやん、って会長が持っとった。
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