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「おい、歩」

「んー?なんや会長か」

「何だとはなんだ。せっかく人がいい話を持ってきたというのに…」

「ええ話?なんなん、まさかこん男子校に女子がおるんか!」



某パラダイスみたいに紛れ込んどるんを会長は知っとるんか!?…て、ちょお期待したけと違た。

ため息つかれながら違ういわれたわ。



「ほな、なんなんや?」

「歓迎会をしてやる」

「…もうしてもろたけど…ボケとるんか?はっ、スマンなウチに合わせてくれたんか!こん場合はあれか、ノリツッコミのがええか?いやーウチどっちかっちゅーとボケやさかい、ホンマすまんなぁ」

「ちげぇよ…あれとは別で、俺らでやるかっていってんだ」

「あ、そうなん?」



なんやーそれやったら始めにそうゆうてくれたらええんに。
関西人としてあるまじきボケスルーをしてしもたか思ったやん。

しかし、歓迎会なぁ。
女の子がおらんのがなんとも寂しいけど、開いてくれるんやったらやりたいわ。



「誰がいるん?」

「俺と彼方だ」

「…ん?」

「あと歩か」

「え、…ちょ、それだけなん!?寂しいやんか!」



そういうんは大人数でパーッとやるから楽しいっちゅーのに、3人とかふざけとるんか会長は!

ちゅーても、会長と彼方先輩がおるとなると、そう簡単に人は呼べへんよな…あ。



「ほな、ウチから2人呼んでもええ?」

「…誰だ」

「榎本っちゅークラスメートと、同好会の後輩の幹也や」

「チッ、まぁ…仕方ねぇ。そいつらも呼んでいいぜ、許可する」

「おー早速連絡したろっと」



いつどこでやるか聞いて、2人にメールしたんや。
そしたら2人とも参加するて。幹也なん送って2分で帰ってきたで?

楽しみや。
ウチなぁんも準備せんでええんやもーん。







場所は、まー普通寮のやつがS寮入ってくるんはヤバいやろ、ちゅーことで普通寮の空き部屋借りてやることになったんや。

机の上には既に酒とツマミが用意されとる。うはは、未成年はホンマは飲んだらアカンで?



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