3
桐は早急に自分のモノを取り出し、ヒクヒクと震えていた紅葉のペニスへくっつけ、手で2本一緒に包み込んだ。ふるりと、2人は快感に震える。
「…やっぱ、大きい…僕もそうなるん?」
「なったらこえーだろ。…はっ、いくぜ…」
「ん…あっ!ふぁぁ、桐…ぃっ」
「っ…も、みじ…っ、はっ」
桐が腰を動かすと、2つのソレが擦れてグチュグチュと音がしだす。紅葉は切なげに眉を寄せて桐の首へ手を回し、ぎゅうっと抱きついた。桐は誘われるがまま紅葉の首筋へ、キスマークを残していく。
息があがる。目の前がチカチカしてくる。けれど、快感はとめどなくやってきて、触れ合っている温もりに安心感を得てしまう。
――クチュ、ジュッ
「あ、あぁ…っ、れちゃ、桐ぃ…っ、ふぁ、れちゃ、よぉっ」
「っ…イけ、…はっ、俺もイく…っ」
「んにゃ、あっあ…も、あぁぁぁ――!!」
「くっ…紅葉…!」
一際高い紅葉の嬌声に、動きの止まった桐。互いに精を吐き出した2人は、どちらからともなくキスをするのであった…。
◆
――ちゃぽーん
「…むぅ」
「あ?んだその口は」
「んー!っ…や、めてぇな、もう…。僕は怒っとるの!」
「はあ?」
「僕、恥ずかしいから嫌やゆった!変になるからしたくないってゆったもんっ」
ぷぃ、とそっぽを向く紅葉だが、濡れた髪の隙間から見える耳は真っ赤に染まっている。桐は愛おしそうにその耳に指を這わし、クツクツ笑った。
「こんなんで恥ずかしがってどうすんだよ。この先、もっとスゲェことすんだぜ?」
「あぅ…し、ない…僕、しないっ」
「いいや、する。俺が決めた。ぜってぇする」
「っ…桐のバカ!俺様っ」
「はっ、負け犬の遠吠えにしか聞こえねぇな」
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