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「桐、桐…っ、ぎゅーてして」
「あ?…んなことしたらココ、舐めてやれねぇだろうが」
「っや!ぅ…ジンジンするから、ええの…」
「俺はしてぇんだよ」
ペロッ、と下唇を舐めてギラギラした目で紅葉を見下ろす桐。そんなイヤらしい姿に、紅葉はポシュッと顔から湯気を噴き出した。だが桐からしてみれば、そんな紅葉の方がイヤらしくて何よりも可愛らしい。
いつものようにパジャマとして着ていたTシャツは胸元までめくられ、もう何回も弄りたおしてきた突起が触って?と桐を誘っている。白い肌、そこにうっすら残る鬱血のアト。潤んだ瞳と真っ赤な顔。
何回見ても、一瞬にして理性が吹き飛びそうになる。
「ゔー…」
「……チッ、これでいいんだろ?」
――ぎゅうっ
「ン…桐、好きや。へへ、暖かぁい」
ぐりぐり、と額を肩へ擦り付けてくる紅葉に、桐はゴクリと唾を飲み込んだ。いつもそうだ。やろうとすると、紅葉は先に温もりを求めてくる。触れ合っていたいと思う紅葉と、その先もしたいと思う桐。その相違が未だ挿入まで持っていけずにいる理由だ。
「紅葉、…もういいだろ」
「むぅ…しなきゃダメなん…?」
「してぇんだよ。こういうことを…な」
――ペロッ
「っひゃ!…やぅ、それ嫌やぁ…っ」
桐の熱い舌が、ようやく紅葉の胸をとらえた。一舐めしただけで体を震わせる紅葉はとても敏感で、桐は息を乱す紅葉を見て満足げにクツリと笑う。
舌で押しつぶし、吸い付き、時折甘噛みをして刺激を与える。もう何回もいじられたソコは、すぐにプクリと起ちあがって桐をイヤらしく誘った。
「ふぁぁ、き、りぃ…っ、やっ、やぁンッ」
「ン…何がだよ、んな気持ちよさそうにして」
「うぅ…変、なるから嫌や…っ、ん、ちゅーちゅーせんでぇ…っ」
「エロ…ッ。…じゃあこっちはいいのかよ?あ?」
「ふにゃああ!っ、きゅ、に触っちゃ…ダメ、なんにぃ…っ」
ふぇーん、と真っ赤な顔で涙を流されても、それはイヤらしいだけで。桐はパンツの中に差し込んだ手に触れるものを、きゅ、と握りこみ、ゆっくりと上下にしごきだした。
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