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「か、堪忍してーなーっ」
「謝って済むなら警察はいらないんですよ?いっそのこと男としての欲求をなくすために、下についてるモノ切り落としたらどうですか?」
──ニッコリ
うっ…ふぇぇ、こぁいー!
笑っとるのに怖いよ若ちゃあんっ!
体が勝手にブルブル震えだして、いきなり冬になったみたいに寒くなったん。
分からへんけどスッゴく怖くて、ガマン出来ずに涙が出てきた…ぁ。
泣き虫やからやないもんっ。
ホンマ、怖いの!
いつものアヤちゃんやないのぉ…ふぇ、えっ。
「あ、菖蒲菖蒲、紅葉泣きそうっ」
「っ、…え?…わ、紅葉!?」
「っ…グス、…(アヤちゃ…)」
「わ、わっ、ごめんね?えと…今のはその、僕じゃなかったっていうか、椿先輩が悪いっていうか…」
「俺か!?俺かてメチャ怖かったんに!」
「え? 何か?」
ふぇぇぇっ!
せ、せっかく元のアヤちゃんに戻ったと思ったのにぃ…っ。
やけどそのあとすぐに元のアヤちゃんに戻ってくれて、少し困ったような笑顔でごめんね?ってゆうてくれたん。
あぅ、僕、そういう笑顔は好きじゃないもん。
幸せそうに、楽しそうに綺麗に笑うアヤちゃんが好きや!
……けど、さっきのは僕、好きになれそうもないです…。
何があったか分からへんけど、もうあの真っ黒い笑顔はしないでねっ?
以上、友達第一号アヤちゃんの笑顔でしたっ、えへへ。
リクエストありがとうございました。
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