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ひぃぃ!
何するんだよぅ…って、あ!
逃げられたっ。
「雪がぁ凄い降ったら考えてあげるねぇ」
「ひ、酷い…みんなどぉしてぇ…っ」
「ま、確かにスキー場も開けるか分かんねー状態だしな。諦めろ」
「っ…うぅ、鳳珠までそういうこというの?みんな、オレとは行きたくないの…?」
「え、なっ…泣いてんじゃねぇよっ!」
だっでぇえ゙…!
いかな、なら始めっから話しかけなきゃいーのに!っ…うぅ、1人で盛り上がってたオレがバカみたいじゃんかぁあっ!
「ゔぅ゙う…わぁぁんっ!み、なキライーッ!ひっく、い、も…っ、1人でいく、もんんっ」
「おい美麻!……ったく…」
「びぇえええっ!!バガァア゙アーッ」
「っせぇ泣き止め!…っ、し、仕方ねぇから一緒に行ってやるからよっ」
「わぁあ…あ、ぅ?行って、くれるの…?」
「どど、どーしてもっていうならなっ」
「どーしても一緒がいい!ズビッ…鳳珠、ありがとうっ!」
えへへっ、やっぱ鳳珠って優しいよね!
嬉しくてニコーッて笑顔でお礼いったんだ。
そしたら顔真っ赤にして動かなくなっちゃったんだけど…風邪?
あっ、インフルエンザ!?
ギャーたた大変っ!
「鳳珠っ、大丈夫!?ぐ、具合悪いならいってよ…ぉっ」
「っ──べべべ、別に2人きりでラッキーとか思ってねぇ!/// しし、仕方ねぇからいくんだからなっ」
「……うん?」
「と、とにかく今日は帰るっ。スキー行くつもりでいんならウェアぐらい買っとけよ抹茶バカ!」
「えぇー…」
なんだったんだろ。
あ、でも最後の…もしかして誉められた?
キャ、オレ照れちゃう。
こうなったら鳳珠のためにも準備バッチシにしとかないとね!
………ん?
準備ってなんだろ…あっれれ、オレスキーしたことないから分かんないや。
「鳳珠ー戻ってきてぇええ!!」
──えぇー
──……えぇー…
くぅ…なんていい山びこなんだ…ガックシ。
……ま、結局鳳珠が全部手伝ってくれて、スキーも教えてくれてオレは満足するんだけどねっ。
(美麻に教えんのマジ大変だ…あいつら、これから逃げたんじゃねぇよな…)
とりあえず終わっとけ!
リクエストありがとうございました。
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