5
スッゴく幸せそうな顔をして、俺を横抱きにした。そのまま俺の部屋に入ってベッドへ下ろされる。
ま・さ・か!の展開。
ちょ、いきなりソッチいっちゃう系!?
「お、俺まだ心の準備が…っ」
「大丈夫、優しくするよ」
「だ、大丈夫じゃな、…っ、ひぃ!?」
「……石鹸とかは黒蝶と同じの使ってる?モチモチ…吸いつくみたい」
そういいながら確実に手を這わしてきて、またキスをしてくる。
そりゃ確かにエータと一緒に使ってるけど…なんで分かんのっ!?
あれか、俺は肌のことまで考えてないと思われてたわけか!
正解だけどっ。
──クニッ
「んぁ…っ!/// ひ、な、つめ…っ、うぅ」
「可愛い…抑えられるかな、僕」
「や、ぅ…っ、ひン、そこ触らな、ぅあっ」
俺と棗って2・3cmしか差ぁないのに、笑顔で俺のこと押さえつけて尚且つむ、胸まで触ってくるんですケド!!
確かに優しい手つき…う、ぁ…ヤバい、かもしんない。
「な、つめ…ぇ、待って、…ン、もっと知り合ってからでも…ぉっ」
「大丈夫、今からたくさん知り合おうね」
「ひぃっ、ちょ、マジ?まっ、棗…っ、み、つる!」
──ピタッ
「っは…ン…美鶴、まずは話し合おうぜ、なっ?」
こ、こういうことはデートとか重ねてからするべきだろっ!
こ、告白したばかりでいきなりは…と思って止めた。
名前を呼んで止まってくれたのは意外だったけど。
……いや、止まったわけじゃなかったみたい。
「ぎゃあああ!なな、舐めるなーっ!///」
「ヤバい…ね、もう一回呼んで?弘樹君…美鶴って、呼んで?」
「よぶ、呼ぶか、らぁ…っ、みつ、る…はぅ」
「どうしよう…名前呼ばれただけでイっちゃいそうなくらい興奮する…」
「えぇ!?ちょ…っ、あ、ン、た、助けてーっ!!」
聖なる夜に結ばれた俺たち。
相当棗にガマンさせてたのか、俺はそのあと逃げる術もなく、あれよあれよという間にヤられてしまった。
何回も何回も、気がついたら朝で、隣では棗が微笑んで俺を見つめていて。
ああ、幸せだな…って思ったのは棗には内緒だ!
『心がキューって痛くなった。いい意味でね』
エータが、初めてタッツーとシたときそういってた。
あのころから少し意識はしてたのかな…うぉーハズッ!
でも確かに、いい意味でキューってしたわ。
棗 美鶴。
心友の想い人が来たことで知り合って、結果付き合うことになった奴。
エータもだけど、でも、もっと綺麗に幸せそうに微笑むから、俺はほだされたのかもしれない。
とりあえず、……好き、みたいです。
(弘樹君…っ、弘樹、愛してるよ…!)
(はっ、ぁ、うぁぁ…っ、み、つる…っ)
(も、イく…っ)
(お、れも…く、んぁぁ…はっ、す、きだ…ぁっ!)
END!
リクエストありがとうございました。
典型的な美形×平凡でしたね。
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