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「僕、駿先輩のお家ってなんか好きです」

「……それは…そうか」


「はい、凄く落ち着くんです。……駿先輩の腕の中みたい…」


 そういって駿に寄りかかるのは、休みだということで駿の家に遊びに来ていた遙香だ。特に何かするわけでもなく、2人で椅子に座って話をしたりする。それだけなに安心できて楽しいと思えるのは、ここが駿の家だからなのだろうか。


「そういえば…幸ちゃんのお家はまだいったことないなぁ…」

「別にいいんじゃないのか?」

「ん…でもちょっと気になります。今度聞いてみようかな」

「………遙香」

「え?っ、んぅ…」


 楽しそうに話す遙香を自分の方に向けさせ、唇に己のソレを重ねる。1回、2回と啄むようなキスをし、そのまま強く抱き締めた。遙香は戸惑いながらも駿の背中に手を回し、抱き返す。


「せ、先輩…?」

「ここは俺の部屋だ。そんな話はしないでくれ…」

「ぁ……ご、ごめんなさい」

「いや…嫉妬しすぎる俺も俺なんだが…」

「嫉妬……ほんと、ですか?」

「へ?」

「幸ちゃんなんかに嫉妬してっ…えへへ、大丈夫ですよ。僕、駿先輩が一番大好きですからっ」


 抱き合っているから顔は見えないものの、遙香はとても嬉しそうな顔をしていただろう。駿の頬に自分からチュッとキスをし、恥ずかしさを隠すために強く抱きつく。そんな可愛すぎる行動と言葉に駿は苦笑いをし、同じように頬にキスをした。

 それが合図となったように2人は少し離れ、今度は互いの唇へキスをする。始めは小鳥のような軽いキス。次第に長く、深く、熱く。


「ンッ…、んはっ…ふぁぁ、…ん」

「っ…は、ン…」

「ぁぁっ…あ…ん、ふぅ…ッ、せ、ぱぁ…っ」

「ハッ……遙香、シたい…」

「っ…/// はい、あのっ…僕も我慢っ…、出来ません…っ」


 先ほどのキスで緩く起ち上がってしまった遙香のソコ。触れられないようにと少し体を離しているが、駿は嬉しそうに口元を緩めて遙香をそっと抱き上げた。

 向かう先はもちろん、何度そこで愛を確かめあったか分からない駿のベッド。




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