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Tシャツを合わせてみたら結構な長さあるんだもん。
うーん…でもとりあえず着てみないと分かんないかも。

よし、着てみようっ!



「って何してんだよ!」


「………試着?もう着ていーい?」


「だ、だからって目の前で脱ぐんじゃねぇっ」


「えー男同士じゃんかー」


「いいからあっちで着てこいっ」


「うわっ!…もー恥ずかしがり屋さんめ」



(す、ストリップ見るとこだった…)



別に着替えるのとか普通だと思うんだけどな…でも鳳珠に洗面所に押し込まれちゃった。

仕方ないからそこで制服脱いで鳳珠の服、着てみた。



──ズルッ


「…………、っしょ」



──ズルンッ


………ま、いっか。




「鳳珠着たよーっ」


「あ?………ッ!?///」


「聞いてよー鳳珠のウエストが大きいからズボンが落ちちゃって……でも服も大きいからいいと思わない?」


「………」


「あ、でも下着見えるかなっ?ね、ほう…す? おーいっ?」



鳳珠の前でクルンって回ってみたんだけど…鳳珠、顔真っ赤にして止まっちゃってる。

どうしたんだろ……あっ、まさか貸した服を着てなくて怒ってる!?



うわーどうしよ。
でも押さえてないと落ちてきちゃったし……オレが小さいんじゃない、鳳珠がデブなんだぁあっ!



「やっぱ小さいかも。鳳珠ー…一番大きいの、貸して?」


「お、お…」


「お…けぃ?」


「大きいとかちいせぇとか変なこと連発してんじゃねぇええっ!!」


「ええ゙ー!?何いきなりっ」



(※鳳珠の脳内妄想ー

『お…オレの小さいからっ…恥ずかしいよ、見せるの…』

『それも可愛いだろうが』

『ほんと…?鳳珠のね、この大きいのも…かっこいいよ?オレ、大きいのが欲しい…っ』

『っ、美麻…!』

『やぁぁん、鳳珠ぅっ』
)



「べ、別にデカいTシャツを着せんのが男の夢だとか思ってねぇよ!」


「だからっ…なんのことー!?」


「押し倒してぇとか誰が思うかーっ」



ギャー鳳珠が壊れたぁあ!!
変なこと言い出したし壁に頭ぶつけ始めたんだけどっ!

何コレ何コレ…っ…オレどーすればいーのーっ!?



と、とりあえず…っ、

「頭打っちゃダメーッ」


──むぎゅっ



「なっ…なっ…だだ、抱きついてんじゃね、ねーよっ///」




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