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『てめぇゴラ春ぅうう!!』

『ざけんな桜ぁ!』



「ヒギャーッ!なな、なんで目の前で喧嘩始まんのー!?」



寮についてさ、今日は静かだなーなんて思ってたのに!
オレたちの目の前で男2人が胸ぐら掴んで睨み合ってるし。

なんか人集まってきたしぃい!



「ふふ、ここは危ないですから早く上へ」


「え、えっ…シンたちは!?」


「いえ、ちょーっと遊ぼうかと思いまして…ね!」


「うわ」



え゙ぇ゙ーシンが東に殴りかかった!東はなんとか避けたけど、そこに他の人たちが混ざってきて……2人はあっという間に見えなくなった。

リューちゃんもいつの間にかいないし…。



「大丈夫かな…」


「大丈夫だろ。……それより」


「んっ?」


「早く部屋行って…ふ、2人きりになろうぜ」


「ぁ…うん!そうとなれば行くしかないねっ」



鳳珠から誘ってくれたのが嬉しくて、手をギューッて握ったら鳳珠の顔が赤くなった。


ぷぷ、照れてる照れてる。
鳳珠も可愛いなー。



(……可愛いのは美麻だろうが…)



「はい、どーぞ」


「………おぅ」


「でもオレの部屋でいいの?汚いのに…」


「……美麻らしくて安心すんだよ」


「んー?オレは鳳珠の部屋が落ち着くんだけどなー」



ま、お互い様ってことだよね!

でもあまりにも汚いから服をちょーっとだけ片付けてみた。
うん、少しは綺麗になったぞ!




……で、出来たーっていおうとしてクルッて鳳珠の方向いたら…うぅ、スッゴい笑顔でオレの方見てたの!!

くそぅ…美形は笑顔もカッコイ、い…。



──ウズウズ


「?……美麻?」


──ウズウズウズ



ど、しよ…鳳珠かっこよすぎて……抱きつきたくなったぁ…!

でもでも迷惑だよね!?
今はゆっくりしたいよね!?



くぅ…でも…っ、


「我慢できなーい!!」


「どわっ…!!」


──ドターンッ



「っ……み、美麻!?///」


「えへへ、だって鳳珠と2人きり久しぶりなんだもんっ」


「だ、からってな…」


「ほうす鳳珠ホウスーッ!」




タックルして、そのままベッドの上に2人で倒れた。

えへへ、でもちゃーんと手で受け止めてくれてるの。
スッゴい嬉しいよね!




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