twenty-two to twenty-seven (11)
その一歩を間違えなければ良いだけの話だろう?
それは言うなればレンズ、あなたという像を結ぶ
やさしさの強さなんて実質的には通用しないこと
煙草に火をつける(失うものの方が多いなんて)
投げ出してしまう現実ほど楽なことはないけれど
ゆるゆると断ち切れず、僕をこの場にとどめるもの
失って初めて解るなんて言い古されたようなことを
あなたは蝉の抜け殻を恐れない、枯れた花を恐れない
それは痛みをともなう寒さに震えるのに少し似ていた
海の果てまで、空の果てまで、もしくは地の果てまで
手を伸ばしたら誰か握り返してくれるかもしれないでしょう


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