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この感情の名前を知った日 「ジェイド、俺って病気かなぁ？」 「そうですね〜ルークは色んな部分が病んでいますね〜」 「どういう意味だ」 「そういう意味です」 「わかんねぇよ…」 「それ。それですよ」 「なんかむかつくなぁ…」 「はは。冗談はさておき……どうしました？」 「？」 「気になる事があるのでは？体調が優れませんか？」 「ああ…胸が苦しくて……」 「…呼吸は」 「今は大丈夫。だけどたまにすっげぇ心臓がどくんどくんいってさ、呼吸も苦しくなるんだよな」 「……それは……マズい、ですね…」 「や…やっぱり…？」 「油断はできません。……酷いようならベルケンドのシュウに診て貰いましょう」 「あ…ああ…」 「どのくらいの間隔で呼吸困難になりますか？」 「それがさ、なんか変なんだけど……」 「変、というと？」 「ティアと話してる時に限ってなるんだよな」 「……っは、はははは!!」 「えッ!?ちょ…ジェイド!?何笑ってんだよ!!」 「す…すみません…ははは！」 「ひ……人が苦しんでるのに笑うなよっ!!」 「ははは……ルーク、そういう事なら大丈夫ですよ」 「はぁ？さっきジェイドも『マズい』とか言ってたじゃ……」 「ティアが絡むなら話は別ですよ。……まぁ、違う意味の『マズい』はあるかもしれませんが」 「さっぱりわかんねぇんだけど……」 「そうですか〜…ようやくルークも自覚し始めましたか」 「だーもう！何なんだよ!?」 「ルーク、もしかしてティアと話したり彼女の傍にいたりすると、無意識に身体が強張ったりしませんか？」 「……！」 「それから顔が熱くなる感覚があったり、言葉がしどろもどろになったり……」 「ちょ、待てよジェイド！なんでわかるんだ!?」 「成程、やはりそうですか」 「なぁ、これ病気じゃないのか？」 「全然。……あ、一応『病気』ではありますね」 「どっちだよ!?」 「それは病気ではなく、『感情』の一種ですよ」 「へ？こんな苦しい『感情』があんのか？」 「苦しいですが、人によっては嬉しい感情でもあるようです」 「わっけわかんね……なぁ、この『感情』はなんて言うんだ？」 「……それは…流石に自分で知った方が良い気もしますが……」 「元々知らねぇんだからしょーがねぇだろ！」 「レプリカだから、とは関係無いのですがねぇ」 「良いから教えろ、ジェイド！」 「…やれやれ…ガイは教えなかったのですかね…」 「これはですね……」 ＊＊＊＊＊ ティアが出てないけどルクティア(笑) ジェイドが結構ロマンチストになってます。 今回会話だけにチャレンジしてみました。 キャラの感情を表現しきれたか果てしなく不安……  |