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キミイズム


「はい!」

「……?」


突然ルークに渡されたのは、小振りのひよこ――の縫いぐるみ。

つぶらな瞳が愛らしく、こちらを見つめてくる様はどこと無く目の前のルークを連想させる。




それよりもティアは、突然の事態に眼を丸くし、ルークを見上げる。


「いきなりどうしたのルーク?」

「これ、ティアにやるよ!」



そう言った彼は、満面の笑顔で。

少しだけ、顔が熱くなるのを感じたのは、
気のせいだと思いたい。




「街でたまたま見つけたんだけどさ。
いつも第七音素訓練に付き合ってくれる御礼」



ルークはそう言ってまたずい、
と、ひよこを押し付ける。




ティアは半ば遠慮がちに、だがしっかりと縫いぐるみを受け取った。


「あ、……ありがとう……」




小さなティアの御礼の言葉を聞き、ルークは更に笑顔になる。




それをちらりと見たティアは、
それがとても大切なもののように、縫いぐるみを抱きしめた。









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すいません。
イチャつかせたかっただけです(Σ)


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