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Menu:Lunch 〜混合〜
本にして窓辺で読む
そして何日かしないうちにまた図書委員の集会が行われた。



「曜日ごとにカウンター当番を考えようとおもうの。
出来れば6年生と下級生でペアを組んで欲しいわ」



えぇーっと声をだす子もいれば、私のように素直に受け入れる子もいる。

とりあえず、どの子とペアを組もうか・・・。
くるっと見渡すと、ばちっと赤也君と目が合ってしまった。
すぐに他を見渡すが、やはり赤也君と目が合う。
・・・・・・というか、無理やりあわせられているような気さえする。



「ちょっと時間を上げるから皆でうまくペアを作ってちょうだい」



三分ね〜、と司書さんがいうとぞろぞろとみんな立ち上がってペアを探した。
私は普通に座っていたのだが、急に肩を叩かれ思わずびくっとしてしまった。



「す、すんません」



振り返ると赤也君がいた。



『あ、いや。
私のリアクションが大きすぎなだけさね』



少し笑って見せる。



「あの、もし良かったら俺と当番やりません?」



少し俯いていわれた。
なにこれ、かわいい。
これで断ったら女じゃないな。



『う、うん。宜しくお願いします』

「っ! よろしくっす」



本田さよ、かわいい赤也君とペアになれて幸せマックスです。

ちょうど決まったところで司書さんの方からも指示が出た。



「・・・はい、決まったと思います。
じゃあ曜日を設定していくわね」



私と赤也君は第二週目の水曜日担当になった。

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あきゅろす。
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