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Menu:Lunch 〜混合〜
セツナトリップ
それはある日の出来事。



『か、かか、体が小さくなってるぅううう!!
そしてここどこよぉ! 』



なんと、よく分からない場所にいて、おまけにからだも5歳児並になっていたのです。

冒頭でも言いましたが、私は女子高生。
受験期間真っ最中の高校三年生です。



『まさか・・・誘拐!? 』



そう思ったらとてもじゃないけれど怖くて耐えられません。



『あ、でも体が小さくなるって・・・おかしいねぇ。
コナンの黒ずくめくらいだよ、こんなことできるの』



よく見渡してみると和室のようでたたみの上に私はいることが分かりました。



『なんだろ、夢かなこれ・・・。
夢だといいけどさ〜・・・』



ほっぺをつねると痛いんです。
痛いって事は夢じゃないのでしょうか。



「ただいまかえりました」



急に男性の声が玄関から聞こえました。
あぁ、怖い、見つかったら殺されるのかな。
怖くて何も出来ず固まっていると足音がこちらに向かってくるではありませんか。



『ごめっ・・・なさいっ・・・』



どうか、どうか命だけは助けて欲しい。
とうとうふすまが開き、光が差し込むとぼうっと着物姿の男の人のシルエットが浮かびました。



「あら・・・可愛らしい」



やわらかく微笑むと私を抱きしめました。



『ひっく、ひっく・・・ごめ、なさいっ』



私の頭の中はパニックでとりあえず謝っていました。



「すみません、怖がらせてしまいましたか?
さよさん」



さらにパニックになる。
なんでこの人は私の名前を知っているの。
分からない、分からない。危ないかも。

さらに泣きじゃくる私。



「あぁあ、すみません!
急にお名前を呼ばれて困りましたよね。私の名前は、本田菊です。
とりあえず泣き止んでください、悪い人ではないんです!」

『ふぇ・・・!? 』



今このひと、本田菊っていった!?
私のしっているあの・・・!?



『きく、しゃん・・・?』

「はい、そうです。
驚かせたり、怖がらせたりしてしまい申し訳ありませんでした」



あぁ、ほんとだ!
よくみるとそのまんま菊さんだ!
モノホンだ!



「どうやらそのお顔は私のことをしっていらっしゃるようですね。
嬉しいです。
なぜさよさんがこの世界に来たのかを説明する前に・・・換気しましょうか」



そういうと廊下に通じるふすまをがらっとあけた。
夏の日差しが入ってきた。


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