心ならずや金の鈴
道端でスーツの男性に絡んだ彼らを退かしました。
何故なら、私自身の交通の邪魔だけではなく、他の人達の邪魔になりそうだったからです。
Valを出して追い払ってもらいました。
Valは若干嫌そうでしたが、説得して追い払ってもらいました。
後でボルシチを作ってあげなければいけません。どのように調理しましょう。できれば、Valvudyの喜ぶような・・・・・・。
彼らを追い払った後、スーツの男性は私に、つわぶきだいごと言う名前の方にこの手紙を渡してくれ、と言いました。
Necoleyも特に言ってませんでしたし、私も後にこれといった予定もありません。
私は二つ言葉で返事をしました。
洞窟の中は暗かったです。
つわぶきだいご、と言う方がここにいるとお聞きしたんですが、辺りを探してもいません。
キョロキョロして、話し掛けると勝負を仕掛けられました。
特に断わる理由もなかったので、その勝負を受けて立ちました。
Shakespearを出すと、少し嬉しがっており、相手を一撃で・・・いわゆる いっぱつけぇおーまけ させました。
そんな方々の話を聞いたり雑談したりして、私は奥へと進みました。
ずっと腕に抱いてたゲイルが急に抜け出して向こうに行ったのは焦りました。
追い掛けて追い掛けて、やっと着いたのが つわぶきだいご と言う方がいた、仄かに光る 部屋 でした。
つわぶきだいご、と言う方は地面にしゃがんでおり、着ているスーツが少し裂けてました。
その方の近くにいたポケモンがほんわかと光っており、彼の近くを照らしていました。
彼は地面にしゃがんで何かに夢中になっていらっしゃるようで、私に気付きません。
私はなるべく彼の邪魔にならないよう、声をかけました。
「つわぶきだいご、さんですか・・・?」
「そうだけど、君は・・・?」
つわぶきだいごさんは私の問い掛けに応じて振り返り、スーツの膝に着いた砂ぼこりを払って、私の前に立ちました。
上へ伸びた銀髪が印象に残りました。
・・・いえ、あの禿げの部分があるトサカヘアーの意味ではなく。
「あ、・・・お手紙です。」
「うん、ありがとう。ところで君は?」
つわぶきだいごさんは手紙の封筒をびりっと破り中を拝見した後、私に問い掛けました。
「ところで、この石はなんなんですか?」
「あぁ、うん。モスアゲートと言って感情を安定させるんだけど・・・ところで君は?」
つわぶきだいごさんは私の問いに応じてくれた後、また私に先程の問いを掛けた。
私はその問いよりもそれらの石が気になるのだ。
「じゃぁ、その石は?」
「これは・・・」
つわぶきだいごさんはそう言って、口を閉ざしてしまいました。
私は、どうしたのですか?と尋ねました。
すると、つわぶきだいごさんは、君の名前を教えてもらうまで教えない。と言いました。
「・・・どうしても、ですか?」
「うん。だって、君だけが僕の名前を知っているなんて、不公平じゃないか。」
「・・・でも、Ne、・・・しらないひとにはついてきちゃいけない、って・・・・・・。」
「でも知らない人じゃないでしょ?君は僕の名前を知っているじゃない。」
「・・・・・・」
たしかに、彼の言う事には一理あります。
彼は私の名前を知らずに私だけ彼の名前を知っているだなんて、状況が不公平です。交渉の場に不公平です。
彼は私に石の名前を教えてくれたので、しらないひとではないはずです。
Necoleyも、いいひとならば別にいいけど・・・ と、ことばをにごしてましたし。
ValvudyやShakespearがなにやら言っていますが、つわぶきだいごさんが てき であるなら、彼らはとっくのとうに、丸いボールから出ているはずです。
私はつわぶきだいごさんに、私の名前を教えました。
「・・・まっしろ、ちゃん?」
「はい。」
つわぶきだいごさんの問い掛けに、私は応えました。
「つわぶきだいごさん、つわぶきだいごさん。この石はなんていうんですか?」
「ダイゴでいいよ。」
「、だいご?」
「ダイゴ。」
「、ダイゴ?」
「そう、ダイゴ。」
「ダイゴさん、ダイゴさん。これはなんですか?」
「うん、ちょっと待ってね。今調べるから・・・・・・」
ダイゴさんはそう言って、私が尋ねた石のなまえに一つずつ、一つずつ、丁寧に教えてくれました。
いい人です。
感情の欠如
(だから時間の感覚がわからない)
「ダイゴさん、ダイゴさん。」
「ん?なんだい、まっしろちゃん。」
「ゲイル、しりませんか?」
「ゲイル?」
「はい、あの・・・・・・まめだぬきの・・・。」
「・・・あぁ、ジグザグマね。さっきあの穴を通って奥に行ったよ。」
「え・・・!?それは大変です!はやく見つけないと・・・。」
「待って。まっしろちゃん一人だと危ないから、僕も一緒に行くよ。」
「え・・・あ、ありがとう・・・ございます?」
「・・・どういたしまして。」
表情変えずに淡々と言うだけかと思ったら急に泣きそうな顔になって、焦った
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