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詩
浴室
浴槽を満杯にしたのは
水と涙と私の体
沈んだときに溢れて流れた
お湯と流れていったのは
汚れと 私と それから記憶
真っ暗闇に落ちてった
排水溝に堕ちた後
私は自分が解らなくなって
迚も悲しくなったけど
あたまんなか 笑ってる人が
よかったね。 そう呟いた
言葉も 自分も 多分要らない
涙で溜めた浴室で
私が溶けて 無くなった。
残ったものは 白い白い
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