堀鐔
「B組C組の代表者のみなさん、先生方、おはようございます。朝早くから集まって頂き、ありがとうございます。本日司会進行をさせていただきます、四月一日です。早速ですが、学園祭ミーティングを開始します。なにか疑問、問題などあれば挙手をお願いします。なしですね。では、いまの現状をキープして頑張って下さい。何かあれば、あとで俺か黒鋼先生まで、報告書を提示するように。変更可能日時は、明日の夕方五時までです。提出前に、必ず内容をチェックして下さい。何か質問は？はい、では次にうつります。本日の会議を開始します。えー、今日の議題は、前夜祭の余興、『メイド・執事祭り』について。何故か校内で異様な盛り上がりを見せているこの企画ですが、『男装・女装祭り』『コスプレ祭り』の方がいいという案も多数、寄せられています。そこで今回は、現在届いている案の中からいくつか選別し、企画の方針を決めたいと思います。それと『Ｂ組黒鋼先生に一日密着』なんて案も出ていますが……先生、どうしますか？えー、却下、だそうです。続けます。……えっ？何ですか？ファイ先生は賛成ですか？あ、侑子先生も賛成？……ああ！黒鋼先生落ち着いて下さい！校内で喧嘩は止めて下さい生徒が見てますよ！！『Ｃ組ファイ先生に一日密着』も実はあるんです！だから落ち着いて下さい！……え？それなら賛成？ファイ先生は……嫌そうな顔してますよ。あぁ？何だよ百目鬼？間をとって侑子先生ジャッジ？いいな、それ。では侑子先生お願いします。……………………えー、厳正なるジャッジの結果、先生両名の、『メイド・執事コスプレ祭り』に決定いたしました。尚、この企画の変更取り消しは認められないそうです。では今日の会議はここまで。お疲れ様でしたー」
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