091226 にわかサンタ

「プレゼント、買ったはいいけどどこに隠そうか…」

「下手な隠し方するとバレそうですね」

「まよいちゃんだからなぁ」


イブは事務所でパーティーやるよ!お泊まりだ!とまよいちゃんが騒ぎだしたので、彼女らが直前の里帰りをしている間に成歩堂と名前はこっそりプレゼントを用意した。朝、枕元にプレゼントを見つけた二人の喜ぶ顔が見たくて。


成歩堂はデスクに肘をついて二つのプレゼントが入った紙袋を眺め、溜め息をついて突っ伏した。名前も小さく唸って事務所を見渡す。

今日しっかり隠しておかなければ、明日には彼女らが戻ってくる。明後日はもうイブ当日だ。


いっそ当日来るという御剣さんに預けちゃえば、と思ったところで、唐突に事務所のドアが開いた。


「たっだいまー!」

「ただいまです!用事済ませて早く帰ってきちゃいました」

「「!?」」


成歩堂はばっと紙袋を足下に隠し、名前は慌てて成歩堂のデスクから離れる。
はみちゃんはきょとんとしたが、まよいはニヤリと笑みを浮かべた。
二人は顔を引き釣らせる。
これは、プレゼントがバレたんじゃなくて。



にわか



「なぁに〜?あたしが来た途端二人とも離れちゃったりして!怪しいなぁ」


やっぱりだよめんどくさ!




(500字)
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字数がジャストになったので手直しを止めました\(^o^)/

なるほど君の助手的なヒロインと、恋愛に興味津々なお年頃のまよいちゃん。
まよいちゃんとはみちゃんが寝た後は、御剣さん含む3人で飲み明かすんでしょう^^





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