091218 クリスマスショッピング

「!」

「あ、」


とある休日の午後、とある雑貨屋さん。
ばったり出会したのは、同じクラスの影沼くんだった。

…いや、同じクラス、というか。付き合ってる、というか。
付き合い始めたばかりの恋人、だった。
思わず物色していたマグカップを落としそうになった。


「か、影沼くん…!偶然だね」

「……、…」


向こうも驚いているのか、口を開いては閉じ、何とか頷く。
とりあえず話題はないかと頭をフル回転させ、彼が何かを手にしていることに気がつく。


「フォトフレーム…。もしかして影沼くんもプレゼント買いに来た?」


もう一度頷く影沼。
(休日に影沼くんに会えるなんて!)名前は初めてクリスマス会を企画した津川に感謝した。私服姿が素敵すぎる。
準備めんどくさいとか思ってごめん津川くん!


「あ、あのね、わたしもプレゼント買いに来たんだ!マグカップにしようと思ったんだけど、色で迷ってて…。どれがいいと思う?」






相談の結果クリスマスカラーのそれに決めて手に取る名前に、影沼は「…最初から一緒に来れば良かったね」とはにかんだ。







そして手には咄嗟に隠した、恋人へのプレゼント。
どうやってバレないように会計を済ませようかと、二人同時に悩み始める。





(497字)
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どうしても初々しい関係しか書けない影沼くん^^
あまり喋らないからかな…でもそこがいい。初々しいのがこんなに似合うなんて楽しい。

クリスマスネタになってしまいました\(^o^)/





あきゅろす。
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