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kuroko text
ずっと一緒に(1/2)
「高校卒業したら、一緒に暮らそうか」


ずっと言おうと心に秘めていた言葉を吐き出して、相手の返答を待つ。
ぽかん、という言葉に似合うだろう鳶色の目を見開いて口を半開きにした彼の表情に苦笑いを返した。

それは僕にとっていつも心にあった未来予想図の1つだが、彼にとっては寝耳に水の話だっただろう。


高校3年生のWCそしてお互いの大学受験も終わり、卒業を間近に控えた季節。
推薦で進路が決まっていた僕に続き、彼のセンター試験が無事合格という形で終了し、卒業を間近に控えていた。

出会いは高校1年の冬、告白して付き合い始めたのは高校3年の夏だった。
邂逅時の彼にとっての最悪な印象をなんとか払拭しつつ、京都と東京という遠距離の中で少しずつ打ち解け、長い片思い生活に終止符を打つまでの苦労はもはやここでは語り尽くす事は出来ない。
付き合い始めて約半年。

卒業したら京都から東京に戻る為、自由登校が始まってからは荷物などをまとめてしばらくこちらに戻っていた。
同じく自由登校にも関わらず引退したバスケ部に顔を出していた彼と待ち合わせて、なんとなく制服で一緒にこの道を歩くのもあと少し。
そんな何気ない帰り道だった。






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あきゅろす。
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