僕と欠片と涙の探しモノ
小さな彼奴.1
今日は休日と言うか土曜日。
昨日並盛高校の入学式があったばかりだったが午前中でおわり、綱吉達とも入学初日の俺のイメージ(つーか第一印象?)はかなり悪いと思うが…入学初日に“友達”になった……のかは知らねぇけど、仲良くなった気はする。
で、午後からは普段着やら制服のYシャツの中に着るTシャツやら下着やらを買えるだけ買った。(つまりは大人買い)←←
お陰で服の心配はなくなった訳だ。だから今、観光?がてら並盛を散歩してるんだが…
『…なんだよ』
「金貸してくれよ兄チャン」
「なぁ、いいだろ?」
『生憎だが、俺は今、金何て持ってねぇし。持っててもお前等みたいな奴等に貸してやる金なんざねぇし』
「んだと!」
「テメェ、俺等が大人しくお願いしてやってると思ってつけ上がりやがって!!」
『はぁー…』
(なんで分からないかな…このアホ面共は…)
「「覚悟出来てんだろうな?」」
『あ゙ぁ?覚悟すんのはどっちだ』
「「お前だろ?」」
(ブチッ)
『La prontezza sara fatta?(覚悟は出来てるんだろうな?)』
何故か俺は二人組の不良に絡まれて、ぶちギレて普通にイタリア語話しちまった。
まぁ、いいか♪←
てかさっきからなんか視線を感じるんだが…なんだろうなι
「「なめてんじゃねぇ!!」」
『はぁー、覚えとくのはお前等のほうだ。』
「「??」」
『俺に喧嘩売った事を後悔しやがれ!!』
慶は不良.1、2に思いっきり殴り掛かった。勿論、不良.1、2は手加減無しの半殺しコースを味わう羽目になるのだが…。
側から見ればとても恐ろしくてとても見ていられない恐怖の風景だろう。そんな光景を少しばかり驚いた表情で見ている半面懐かしの表情をもしながら慶を見る黒いスーツを身に纏い黒いボルサリーノを被った一人の赤ん坊。
あの恐怖の風景を顔色一つ変えず見ている赤ん坊はある意味凄いと誰もが思うだろう…。この赤ん坊の名は【リボーン】今は綱吉の家庭教師をしているが、事実は違う…見た目は赤ん坊特有の可愛さがあるが、こう見えても【ヒットマン】つまり凄腕の殺し屋だ。
何処をどう見ても凄腕ヒットマンに見えない容姿、なのにやる事はかなり危険事ばかりで…。
「彼奴、あんなにデカくなったんだな」
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