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キセキの秋桜



コンコン




「……。」

「お兄ちゃん? 入るよ?」




ガチャ




(やっぱり、まだ寝てた……)




「お兄ちゃん、朝だよ。起きないと遅刻するよー起きろー!」

「うーん……後五分……」

「もう〜お兄ちゃん!」

「ダメツナが……」




チャキッ

スガガガッ




「!?」

「うわぁぁぁ!!!!」

「起きたか?」

「もっとましな起こし方なかったの!?」

「起きねぇ方が悪い」

「だからって……」




チャキッ




「ヒィィ! 分かったから!」

「私、先にご飯食べてるね」

「あ、うん」




─リビング─




パシンッ




「え」

「ソラがそんな子だったなんて知らなかったわ」

「ビアンキ……さん?」

「気安く名前を呼ばないで」




リビングのドアを開けたのと同時に空の左頬に平手打ちが飛んで来た。突然の事に驚きを隠せなかった。

何せ、平手打ちをして来たのが居候であるビアンキだったからだ。その様子を静かに見ていたフゥ太達が心配そうな顔で近付いて来た。




「ソラ姉、大丈夫?」

「ソラ?」

「☆〇@*§?」

「うん、大丈夫だよ。早くご飯食べなきゃ」




叩かれた事はショックで不思議に思ったが、フゥ太達に心配を掛けまいと笑顔で大丈夫だよ、と言うとフゥ太達も笑顔になった。

その直後にリボーンと綱吉が下りて来た。




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あきゅろす。
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