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The Festival of the Star Vega



※会話文オンリー!
※いろんなCPを短めに、全体的に長め
※gdgdが許せる方はどうぞ!



花阿の場合


「今日は七夕だな」
「あ?七夕?」
「そう、織姫と彦星」
「あー…アレってつまりは超遠距離恋愛のことだろ?」
「海外と日本、みたいな?」
「おー」
「…遠距離、ねェ」
「花井はどうよ、お前遠距離とか平気なタイプか?」
「…まあ、俺は離れてても好きでいる自信はあるけど」
「っポイよな」
「っポイってなんだ」
「だって花井ってかなり一途じゃね?」
「…まあ(一途って、お前にだけだけどな!)」
「だから俺も、なんも心配ねーんだけどさ」
「え」
「これからも花井が一途に俺を好きでいて浮気しませんよーに、よし」
「ちょ、待っ…」
「花井はなんかねーの?」
「(それってつまり俺が浮気するとは思ってなくて、これからも阿部が好きだと阿部は思ってるわけで)」
「ハゲ?」
「(要するにこれからも一緒にいたいってことか?そうなのか!?)」
「…花井のハゲが治りませんよーに」
「(うわあああ…どうしようすっげー嬉しい…!)」
「(全然聞いてねェ…畜生マジでハゲてしまえ)」



水阿の場合


「阿部ーっ、今日は七夕だよ七夕!」
「ふーん」
「お願い書こうよお願い!」
「ふーん」
「ちょっと阿部、俺の話聞ーいーてー!」
「…ったく、うっせーな」
「ひどい!でも好き!」
「Mか、うっぜー」
「俺のお願いはさー」
「人の話を聞け」
「まずケーキ死ぬほど食べられますよーに、でしょー」
「…うげ」
「それからCDが手に入りますよーに、でしょー」
「一個にしろ一個に」
「あとはー…」
「?」
「阿部がもっともっと笑って幸せでいられますよーに!」
「…!」
「どうどう?ときめいちゃった?ときめいちゃったでしょ俺ってばかっこいい!」
「…うっぜークソレ、誰がお前なんかにときめくか」
「ふっふーん、阿部顔真っ赤だけどなあ」
「(水谷がいるからもう十分幸せだとか思った自分を殴りてェ…!)」



泉阿の場合


「今日七夕だな」
「あー…、そういや水谷が騒いでた」
「水谷うざそー」
「うざかったっての、花井巻き込んでたし」
「花井悲惨だな」
「泉は?」
「あ?」
「泉はなんかやんなかったのか?田島とか率先してやりそーじゃん」
「あー…なんか田島は笹持ってきたな笹」
「笹!?」
「そー、んで短冊をクラスのヤツらで書いた」
「すげー大規模だな…」
「おー、楽しかった」
「泉は何書いたんだ?」
「あー“晴れますよーに”」
「…晴れ?」
「おー、野球出来ねーのつまんねーし」
「だよな、…っし、俺も家帰ったらそれ書くかな」
「あ、ダメ」
「は?」
「阿部は書くのすでに決まってんだよ」
「なんでだよ」
「俺が決めた、今決めた」
「(理不尽だ)」
「ちゃんと“泉にもっともっと愛されますよーに”って書いとけよ」
「は…?はあああ!?」
「心配すんな、すぐ叶えてやっから」
「(寒気してきた…)」



巣阿の場合(乙部)


「巣山、短冊書こ短冊」
「なんで?」
「なんでって、七夕…だし」
「阿部だけ書いとけよ、俺は遠慮しとく」
「…わかった(一緒に書きたかったのに)」
「(何書くんだ?)」
「っ、と…んー」
「…」
「…よし」
「お前、何書いてんだよ」
「っ、ひゃ!す、巣山見んなよ!か、えせっ」
「“巣山とずっと一緒にいられますよーに”」
「〜〜〜っ…!」
「…バカじゃねーの?」
「え…?」
「こんなの書いてどうすんだよ、無駄だろ」
「む、だ…っ」
「つーかさ」
「(そりゃ、ずっとなんてムリかもしんねーけど、でも、俺は…っ!)」
「…書かなくたって、叶うんだからいらねーだろ?」
「…ふ、ぇ?」
「俺はこれからも阿部のそばにいるつもりだし」
「すや、ま…っ!」
「なんで泣くんだよバカ」
「だ、って、すやま、むだとか…いうから!」
「ハイハイ、ごめんごめん」
「ばかあ…っ」



浜阿の場合


「浜田ー、なんか七夕っぽい食べ物作って」
「はは、なにその無茶ぶり」
「せっかく七夕だし、なんかあやかろうかと思って」
「なるほどねー…なんて、実は予想して作ってました」
「え、嘘」
「じゃーん、七夕っぽいゼリーでーす」
「うわ!なんか星入ってる」
「ちょっと凝ってみた」
「食べてイイか?」
「もちろん」
「いただきます………わ、すげーうまい…!」
「よかったー」
「…また、来年も食べてー」
「え?」
「ダメか?」
「…イイに決まってるじゃんか、来年はもっとすごいの作ってあげる」
「はは、やった」
「(あー、もう不意にそういうこと言わないでー!)」



シュンタカの場合


「兄ちゃん兄ちゃん」
「あ?」
「ハイ、短冊!」
「…なにこれ」
「今日七夕だよ七夕!」
「あー、もうそんな季節か」
「今年は何書こうかなー」
「…ん」
「え、兄ちゃんもう書き終わったの?」
「おー、それ頼むな」
「ふーん、なに“意志疎通”っていうのは」
「…気にすんな」
「…じゃあ俺も書こうっと」
「なに書くんだ?」
「じゃーん!」
「…“兄ちゃんが俺のものになりますよーに”…よーしシュン、そこに正座しろ」
「なんで!」
「ふざけてるからだろ」
「だって!(兄ちゃん西浦に入ってからいろんな人にたぶらかされてて心配でしょーがないんだもん!)」





The Festival of the Star Vega

(織姫と彦星が、一年に一度だけ会える日)
(そこで誓うのは、永遠の)





―――――
七夕関係なくね、そう思った方正常ですよ←
すみません、思い付くままにまたしても…^^爆
本当は他校も書きたかったですが、ネタ不足!笑
後半2つは今PUSHです!←




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