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タマを潰して口が聞けないようにするの簡単だった。

リヴァイがジャンにはそうする気になれないでいるのは、何も人間が丸くなったからじゃない。エレンの世迷いごとを聞いてやっているからでもない。
自分自身への反抗心だ。あるいは自分が信じるものへの。

お前に分かるか。キルシュタイン。

そう、せいぜい温かく言って。
本当は血反吐も出なくなるまで蹴り潰して、この若造の折れるところ全て、折ってやったって良いのだ。

リヴァイがそれをしない理由はキルシュタインそのものでなく、リヴァイの中にある。

かしずかせたところで、その先に何がある?





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