[携帯モード] [URL送信]
■ 7

刺激が強過ぎる光景に、ぐらぐらと脳が煮え立ち、全ての感覚が水膜で包まれたように鈍る。
だが木月の嬌声と彼らがあげる淫らな水音、そして。

「お前も確かめてみたく無いか?」

耳に吹き込まれる音無の囁きは、何故か明確に体へ染み込んでくる。

「……ぼ…くが……?」
「その為に誘ったんだ、この秘密の授業によ。もちろん俺らがやってる横で、ただ見てるだけでも勉強にはなるがな」
「…………」
「まぁ、こういうのはメンタルも大事だし。お前が男……しかも先生なんて相手したくねぇなら、はなっから無理な話だけどな」

最初が男ってのも抵抗あるか、と苦笑する音無の言葉に、小川は無意識で首を横に振る。
既に学生服のズボンの下、彼のモノは窮屈に感じるほど反応してしまっていた。

「……そ、そんな事っ、ない……」
「おっ、いけそうか?」

小川のモノが昂り始めている事はとっくに確認済みのくせに、音無は恍けてみせる。
ちゃんと自分の意思で示せ。
そう促す男が見つめる中、確かに小川はコクンと大きく頷いた。
しかしすぐ不安げに眉を下げ、バッと音無の方を振り替える。

「本当に……、これは……」
「あぁ、大丈夫だって。新しいメンバーを増やす事は、先生から言い出した事なんだぜ。悩める青少年がどんだけ多いか、ちゃんと解ってんだろうなぁ」
「………そうか」
「ほら、もうすぐ翔太も終わりそうだ。次はお前がやるか?」

わざと木月の方へ小川の意識を向けさせた音無は、彼の背後でこっそりと仲間たちへハンドサインを送る。
突き出した親指をクルリと下へ。
真面目な風紀委員が完全に騙された事を伝えると、二人は同時に口端を引き上げた。

「よっしゃ、木月ちゃん、そろそろイキますか。たっぷり中出ししてやるよ」
「ふはぁあっ、あっ…急にっ……ん、激しっ……っん、あぅっ!」

突然本気の動きを見せる室井によって激しく後孔を突き上げられ、木月の抱えられた身体が僅か浮き上がる。
ずぶぶっ、ぐぶっ。
落ちると共に、抜け出そうになった肉棒を、また根本部分までしっかりと受けとめた。
それは宣言通り太さを増していて、より教師の内壁や広がる入り口を存分に擦り上げる。
最奥まで到達した硬い切っ先が、突き破らんばかりにそこを穿つ。

「ひぁっ、あ…あぅっ……」
「お前も出るだろ?」
「ま、前もっ? ……そんな……、あっ…っ……されたらっ…っん、あぁあっ……あぁっ……」

低い囁き声と共に、藤沢の指がまた木月自身へ絡み付いた。
目隠しをされている男にとって、それは全くの不意打ちで。
根本から先端へと絞り上げるように扱かれ、容赦無く絶頂へと追い立てられた教師は、内股をヒクヒク引き攣らせた。

「はあっ、出るっ……もっ、出るぅううぅっ!」

二人掛かりでさんざん嬲られた木月が先に自身を解放した。
直前に男から吹き込まれた言葉を、そのまま繰返すように口走っているのは無意識。
どこまで躾けられているのかと、そうさせた張本人たちは悪びれもせず笑い合う。
だが担任教師がまさか、はしたなく絶頂宣言を叫ぶなんて思いもしなかった小川は、普段の姿とのギャップに目が眩む思いがした。
しかし実際に彼の双眸は、くっきりとイク瞬間の木月の様子を映し出し、細部まで見逃さない。
藤沢の手に包まれ、上向く先端から噴き出る快感の証。
それは彼自身の胸や腹へ飛び散り、紅潮する肌を白く汚す。
嬌声を放った唇は開きっぱなしで、頻りに荒い息を繰返していた。
達する瞬間、ビンと突っ張った全身がゆるりと解けていく。
思わず小川も詰めていた息を吐き出したが、まだ全てが終わった訳では無い。

「……っ、良い締め付け。最高だぜ、木月ちゃん!」
「ふあっ、室井のっ…っん、あぁ…あぁあっ……」

びゅぶぶっ、びゅるっ。
開放感に浸ろうとした矢先、体内へ取り込んでいた室井の男根が最奥で爆ぜる。
濃厚な重い精液を流し込まれ、一瞬にして木月は四肢を強張らせた。
熱く滾る濁流は最奥へ荒々しくぶつかり、すぐさま溢れかえる。
熱棒でさんざん刺激された肉壁を新たな感触で嬲られ、男は甘い声を零した。

「んっ…ぁ……あっ……」

断続的に小さく跳ねる腰を、藤沢が面白そうに撫でる。
室井はますます力が抜けた教師の脚を抱え直し、たっぷりと中出し終えた自身を引き抜いた。
空いた後孔から、もったりと垂れ落ちる白濁の雄汁。
尻たぶをつたう感触に背筋を震わせる男を、室井はそっと膝から下ろした。

「はぁ〜、気持ちよかった。また後でな、せんせっ」
「……はっ…はぁっ……っ……」

ぐったりと倒れそうになる裸身を後ろから支えてやりながら、敢えて耳元で囁けば、解りやすく息継ぎが乱れる。
それを楽しげに見下ろしながら、藤沢は忙しなく上下する胸元をするりと大きな手で撫で上げた。


[*前へ][次へ#]

8/52ページ

[戻る]


第3回BLove小説漫画コンテスト開催中
無料HPエムペ!