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■ 3

藤沢に手の甲を舐められ、音無に犯され、更に横に立つ室井が抱え上げられた左膝に手を這わせ始めた。
するりと冷たい手の平が腿を這い上がり、足の付け根へ向かう。
教卓の下に潜り込んだ手は、腰の動きに合わせて揺れる木月自身を捕まえた。

「ぁ、はぁっ!」
「おらっ、お前まで手ぇ出すなっ!まだそっちも最後までテストやってねぇだろ!」
「そうだぜ、室井。早く終わらせねぇと下校時間がきちまうぞ」
「てめぇが言うな、藤沢。木月ちゃんは嫌がってねぇよな? 気持ち良いっしょ?」
「ひぁっ…、ぁ…むろっ……んっ…さわ、な……ぁ、あはぁ……」

ふるふると窮屈な体勢ながら、木月は頭を振り被る。
その様を三方向から見つめる男達。
そのどの顔にも、いやらしい笑みが貼り付いていた。

「嫌がってるじゃん、木月」

藤沢が手の平を舌でくすぐりながら囁けば、室井は軽く肩を竦めて返す。

「こっちの方が良かったか?」
「んぅっ! ……ぁ……出るっ…やぁっ……」
「えぇ〜、ここも駄目?」

教卓の引き出し裏の冷たい鉄板へ先端を擦り付けるように、木月のモノを根元から扱き上げ、カリ首の所で輪にした指を留める。
途端、ビクビクと跳ね上がる身体を音無は余裕で揺すり上げるように抱き直した。
ぐじゅじゅ、ぐちっ。
腹を内側から肉の凶器で掻き混ぜられ、木月は唯一自由になる左手で教卓の端を掴んだ。
その合間も、室井の悪戯な手はにちゃにちゃと先走りの粘液を塗り広げるように先端を弄り続けている。

「はぁ…ぁ……あ…んんぅ……」
「やだってさ。イキたくねぇって事だろ」
「あぁ、そうなの? だったら根元を抑えてやるよ」
「ちがっ……あ…ひぁっ!」

藤沢の提案に室井の指がすかさず木月のモノを滑り降り、根元付近を締め上げた。
ギリギリの所までせり上がっていた射精感を封じられ、木月の上体が切なげに震える。
苦しげに仰け反る身体を胸の前に廻した腕でしっかりと抱き寄せた音無は、獲物の項へ顔を埋め、肌に直接声を送り込むように囁いた。

「先生の希望ならしょうがねぇな。一緒にイこうと思ったけど、俺だけ先にイカせてもらうわ」
「うあぁっ、待っ……音無ぃ!」

どくん。
灼熱の塊が体内でひときわ大きく震えるのを感じ、力の抜けた身体が無意識に教卓の上へずり上がろうとする。
だが逆に抱きとめられ、再奥まで迎えさせられた瞬間、音無の肉棒が欲望を解き放った。
びゅくくっ、どくっ、どくっ。

「あぁっ、はぁあぁぁーーーー………っ!」

狭い肉路がすぐに精液でいっぱいになる。
内から感じる男の熱に木月は苦しげに喘いだ。
だが目を閉じて感じ入る顔は官能に塗れ、紅潮した頬が汗に濡れて藤沢と室井の欲を誘う。
思わず室井がゴクリと生唾を飲み込む、その音が静かになった教室にやけに響いた。
木月の背後では音無が腕の中の身体を更に強く抱き締めて、満足そうな吐息を吐く。

「………ふ…ぅっ……」
「はぁ〜、立ちバック、やっぱ最高」

呟きながら、己を引き抜く。
同時に抱えていた足を離すが、すっかり脱力してしまった木月は普通に立てそうも無いようで。
くったりと教卓へ倒れ込みそうになる身体を後ろから支えてやりながら、音無は藤沢へと顔を向けた。

「次はどうする? 源太、お前やる? テスト、まだ終わってねぇけど」
「あぁ、こんなもん良いよ、もぅ」
「なっ……、ちゃんと、やるって…ぁ……音無……離っ……っあ!」

俯く顔を上げ、抗議の言葉を言いかける木月だが、身体を支える音無の手が不埒な悪戯を止めないから、けっきょく身悶える羽目になる。
剥き出しの下肢から出したばかりの精液が垂れ落ちている。
それを下から拭い上がる指が、そのまま塞き止めるように後孔へ突き立てられる。
ビクンと跳ねる身体を教卓と己の身体で挟み込むように支えながら、音無は指示を出せと藤沢へ顎をしゃくる。

「で、どうすんの? ここで抱く?」
「いや、木月、もうフラフラじゃねぇか。めんどいからな、こっちでやる」

ガガガっと床を軋ませながら後ろの机を遠ざけてから、藤沢は椅子ごと少し後ろへずれる。
制服の上着を脱ぎ、次いで下に来ていたTシャツも脱ぎ捨てると、ズボンのチャックを降ろし中から自身を取り出した。
それを横で見ていた室井は不服そうに、藤沢の座る椅子を軽く蹴った。

「何っ、マジでやんのか? じゃあ、俺でも良いだろ。なんで次が藤沢なんだよ」
「てめぇのは普通に書けんだろ。 俺のは木月が自分でぐしゃぐしゃにしちまったからな。言わばご指名って奴だ」

藤沢は自分のよれよれになったプリントを指で摘んでひらひらと揺らしてみせる。
そして隣の机の上を指差して。

「早くやれよ。でないと、俺らが二巡目、突入すんぞ」
「ちっ、解ったよ!」

わざと足音荒く席に着いた室井は、後ろへ撫で付けた黒髪を片手でガシガシと掻いて乱しながら、転がっていたシャープペンを手にした。
その間に半ば抱えるようにして、音無が木月を藤沢の前へ連れてくる。


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