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REBORN
恋人は風紀委員長

そういえばギャラリーが妙に静かになったとおもったらどうやら俺が目を離していた間に母さんとの談笑が済んでいたらしい。母さんはわからないがとりあえず雲雀さんはそこに一人だった。


何時もはまるで彼女の強さを現わすかのようにキツイ視線も今ばかりはキョロキョロと落ち着くことなく揺れていた。


「今日の雲雀さん…なんか違うよなぁ……何だろう…凄く普通の女の子みたい。」

思わず漏れた本音は幸い彼女の耳に留まることはなかった。

「やっぱりお前はわかってねーな。」
「リボーンは解るのかよ、雲雀さんがあんなに可愛くなった理由…」
「それに悩むのが男だ。」
「意味わかんねー!」


どうやらなにがあっても教える気はないらしい。
どこからか取り出したお決まりの定位置―――つまりはリボーン専用の小さな椅子に、これまたどこから取り出したのかコーヒー(本人に言わせるとエスプレッソらしい)を片手に腰掛けるリボーン。その恰好が当たり前のように決まっているのだからまったくもって不思議だ。

「いいじゃねぇか、守護者が妻だなんて都合がいい。アレだけ強けりゃ他のファミリーの奴らから人質として狙われても安心だし、跡取りの心配もいらねぇ。ボンゴレも安泰だし一石二鳥だ。」


何らや誇らしげなリボーンに何かしらの突っ込みを入れてやろうと言葉の筋を辿ればとんでもない内容に今更ながら気がついた。



「跡取りって……こ…子供!?」


雲雀さんと―――俺の!?

「当たり前だろ。お前はボンゴレ10代目になるんだからな。」

心を読み透かされ、突き付けられた現実につい先程から見続けている彼女に向ける視線が自分でも気付かぬうちに変わったのだろうか―――いや、きっと声だな―――。何にせよ気配に敏感な彼女はすぐ切れ長の瞳をコチラに向け視線を合わせてきた。


「何…?どうかしたの。」
「い…いえ、何もないです!」


慌てて視線を反らせば余計怪しまれると解っていながらもどうしても反らしてしまい結果として予想通り不信な視線をむけられてしまう。


「ふーん……変な綱吉。」


あっさり引き下がってくれたことは救いだった。
彼女の勘は鋭いのだ。
超直感と対等に張り合える程。



それにしても子供…か………



俺の子供ってことは…男の子ならまず間違いなくボンゴレ11代目になるわけだ。
髪はどちらに似るのだろう、目は?鼻は?耳は?口は?
性格は親から遺伝するわけでもないからダメダメになることも群嫌いになることもできれば避けたい。
戦闘能力は…出来れば高い方がいいんだろうな……
頭脳だけは俺に似てほしくない。


でも何にせよ雲雀さんと俺の子供なわけだから凄い遺伝子なわけだ。

未来は他の誰よりも破天荒なものになるのだけは間違いないな…なんて思って一人で微笑む。






そして深層で固まる決意は俺を大きく動かした。

「雲雀さん!」
「……ど…どうしたの?いきなり」

驚く貴女の瞳。
大丈夫今度は反らさない。

スッと透き通った黒曜石を捕らえれば珍しく動揺の色と共に揺れるソレ。
もう迷わない。
決めたから。


「俺!きっと貴女を守れるくらい強くなります!――――だから待ってて下さい。俺が強くなるまで。」

貴女を、未来を守ると決めたから。

「ふふっ…君は何時もいきなりだね。わかってるよ。待ってるから…僕が待ちくたびれる前に早くここまで来てよね、綱吉。」

初めてじゃないだろうか……
俺に向けられた微笑みは今まで見てきた何よりも綺麗だった。



「は……ハイ!」





―――――まぁ…それが何時になるかはわからないんだけど







それは――そう遠くない未来の話。








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にょたヒバ初挑戦
おにゃのこな雲雀さんはデレが三割増してればいいと思うよ!
ひんぬーでもいいから美乳なら尚よし!
始めはこれくらいで次書くときはもっとラブラブさせたいですねww


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