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REBORN
黒が白に染まるトキ




その数が多いか少ないかは別として。
人は必ずしも弱点を持つという。


雲雀恭弥は確かに強い。何事にも捕われず
何事にも媚びず
何事にも屈しない


だがそれは"彼"という一人の人間への思いが原点で働いているからに過ぎない。
たとえ"彼"がこの世から消えてしまったからといってその原点は消え去りはしない。



ならそれを汚せばいい。

彼だけを受け入れていた聖域を汚すことで








「っ…ぃ……は…なせっ!この変態!!!」




バチンという音が部屋に響き渡る。

「へーまだそんな元気が残ってたんだ。」

殴られた…というより叩かれたのほうが正しいだろう。
鳴り響いた音と比例はせずさほど痛みは感じなかった。


「でもあまり痛くないねぇ。さすがに恭ちゃんも限界ってことかな?」

彼の服に手をかければ微量ながら抵抗が激しくなる。


「や…やめっ……」


「イヤだよ。」


必死に僕の手から逃げようと体をよじる姿は滑稽にすら見えた。

もう少し――
もう少しで彼がこの手に堕ちる。




この孤高の存在を汚せばきっと僕は満足出来る。そういう核心が僕にはあった。



上半身の衣服を無理矢理剥ぎ取ればいくつかのボタンが床に弾け飛んだ。


服の下にはどことなく西洋人とは違った色の肌。
真っ白とは違う東洋人独特の白さ。

所々青くなっているのは先程の暴行の時についたのだろう。

それが妙に妖艶で僕をそそらせた。


「っく…ぁあ…っ……」

うなじから背中にかけてのラインを指でなぞれば予想以上の反応。



「凄いね、君を此処まで淫らにするなんて…"彼"はそんなによかったの?」

微弱な抵抗すらなくなり唯震えるだけの体を抱きしめる。

胸の飾りを舌でころがし、指で弄り


「っぐ…い…ぁあっ!」

噛み付いた。

甘噛みなんて生易しいものではなくて、もっと…激しいもの。

「ぐっ……!!ぃ………あ…っあぅ……たい…痛い痛い痛いっ!」


多少は加減してやるものの敏感な所故与える痛みは尋常な物ではないはず。

その証拠に今まで声一つあげなかった彼から悲鳴が上がる。




「痛かった?ならよかった。」
「こ…のっ………咬み殺す!」

涙に潤む瞳
震える体

言ってることとやってることがちぐはぐでそれは酷く愉快で
酷く虐めたくなった。


「できるならね。」
「っああっ!!」


慣らしもしない後孔に自身を突き刺せば途端上がる悲鳴。

「あははは、案外入る物だね。散々男を受け入れてきた穴だからかな。」
「あ……あぁ……も…やめ……」


「やめると思う?君が計画について喋ってくれるなら別だけど。」
「い…やだっ!」
「言うと思った。」
「いやぁああっ!!」


嫌がる彼の小さなソコに気遣うことなく押し込む。
あがる悲鳴はただの興奮材料にしかならなかった。

皮肉にも中が切れたのだろうときに体内から溢れ出た血液が作用してスムーズ動かせるようになったようだ。

ぐちゃぐちゃと血液と精液が中で混ざり合う音。元々ヤリ慣れているせいもあってか彼の中はとても気持ちがよかった。


「っ はっ…あ…ぁあん!」


痛みに萎えていた彼自身も僕が与える快楽に次第に従順になっていき、喘ぎ声まで聞こえる始末。






「嫌だ嫌だって言うわりには…ココはこんなだし」


触れてもいないのに完全に立ち上がったソコを一撫で


「好きでもない僕に慣らしもせずに入れられて」

彼の体はまた跳ねる


「それで感じてる君はそうとうだよね。」


言葉は完全に快楽の虜となっている雲雀恭弥の精神をも



「彼に謝ったら?…………淫乱な恭ちゃん。」


蝕んだ




「う…ぁ……………」

「………っく……」

その一言で彼は達し、その際の締め付けに耐え切れず僕も彼の中で達した。









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