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黒猫短編集
俺を見るなっ!!(クリトレ甘裏)



二人でいるにはかなり広い部屋

テレビの音だけが騒がしく流れる

自分のためだけに用意された大画面テレビから眼をはなして、トレインは口を開いた


「おい…」

「ん?なんだい?トレイン」

にっこり笑いながら返事を返してきた相手に呆れて溜息を一つ



「お前…こっち見すぎ」





―俺を見るなっ!!―





(いつもそうだ…!クリードは俺のことをまじまじと見詰め過ぎだっ!)

そういえばあの時も…と、色々考えてしまう――






『いつ見ても思うよ…トレインはどこもかしこも、綺麗だ』

すらりとのびた脚を、腰が浮くほどに高く抱え上げる

『ちょっ!どこみて…ふあっ!?や、やぁ…っ』

大きく開かされた内股の付け根に、薔薇の花びらが散るたび小さく反応するトレイン

『トレインはいつも、綺麗で可愛いね…』

『ひぅっ!な…っに!?』

より高く上げられた腰のせいで、身体は二つに畳まれたような状態になり、あらぬ処に空気が当たる感覚

その直後、舌が侵入してきた

『傷付くのは嫌だろう?じっくり馴らしておくよ』

いつもとは違う格好と愛撫に戸惑いつつ、声があがる

『ぅやっ、へ…へんなっ感じ…も、やめろよぉ…///』

身体を畳まれているせいで自身がふるふると揺れているのを見てしまい、恥ずかしさから眼を反らして

出口付近を出入りする熱い舌の動きに喘いでしまうのが嫌で、両手で口を塞ごうとした途端


『ひぁっ!?』


温かく腹部に垂れてきた、自身の先走り液に驚き、唇を結んで抑えていた声が洩れはじめた

『ふぅ…っ、はぁっんっ!クり…どぉ……っ!!』

いつの間にか舌は指に変わっていて、すでに三本をバラバラに動かされていた

しかも、無駄に良いところばかり突いてくる

『あぁ…やっぱり可愛いよトレイン…!』

『う…るせっ、ぁう…っん、見んな、あっ!』

『…まぁ、もう十二分に解れたようだし……』

『ぁ……、ゃうっ!』

くちゅんと音を立てて指が引き抜かれて、物足りないかのようにヒクつくそこに口づけ声が洩れる

見てられずに反らしていた眼をさらにきつく結ぶと同時に、とめどなく腹部に落ちていた感覚が下腹部に移った

『…?』

訝しげに、そろりとそちらに眼を向けると、先程まで横にあった自分の脚がクリードの肩に乗っているのが見える

散々解されたそこに、クリードの先端がつぷり…と埋まる

『今度はトレインの全身を見るよ』

わざとらしい笑みを浮かべて……一気に、根元まで。


『みっ、んなぁぁあぁああっっ!!///』








(…俺は、何を思い出してんだ……)


「……、トレイン?」

「ぅをっ!?な、なんだ!?」

(忘れてた…こいついたんだった。つか、こいつのせいで…あんなことまで……っ///)


「何を考えていたんだい?」

「なっ!…んでもねぇよ!!」

先程のリアルな回想のこともあり、真っ赤になりながらそっぽ向くトレイン

「なんでもないことないだろう?そんなに可愛い反応示しておきながら…」

言いながらクリードはトレインを自分のほうへ引き寄せ、トレインの自身に手を延ばしてズボン越しに撫でた

「んぁっ!?」

それで初めて、自分が想像だけで反応してきていたことに気付いたようで、驚きと焦りの声をあげた

「これは、トレインから誘ってると捉えて…いいよねぇ?」

(クリードの視線を感じると、おかしくなる…気がする……)

肩越しにクリードを見遣り、今日もトレインはいつものセリフを言う




「んな眼で…お、れを…見んな……っ///」






―――――――――――――――

クリトレで甘い裏って…どんなだ?
この二人で甘いって、恋人同士じゃないと無理だろ
ってことでそんな設定です
失敗した…

ちなみにこれ、友達からのリクエストです
誕生日プレゼントってことで…いいよな?←聴くなw

そんなこんなで久々の更新!
読んで下さり、ありがとうございました^^




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あきゅろす。
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