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黒猫短編集
お正月の王道(ミケトレ裏有)

「う〜〜…なぁミケぇ〜?せっかくの正月だし、遊ぼうぜぇ?」

「……トレイン、今はまだ姫様寝てるぞ」

それはそうだ。なにしろ今この時間は1月1日になったばかりの0:15。
トレインに付き合ってカウントダウンまで起きてはいたが、今日になってすぐねてしまい部屋に運んだばかりなのだから。
スヴェンはスヴェンで日頃の疲れと歳のせいでもっと早くからぐっすりだ。

「でもよぉ…」

子ども特有なはずの遊びたいオーラ出しまくりなトレインを肩越しに見て、読んでいた本を置く。

「つーかトレイン?『小さな子どもと父親』じゃねぇんだぞなんだこの体勢は…」



ルミケットが自分のベッドに肘をついてうつ伏せに寝そべっている上から甘えたさんみたいに乗っかっているトレイン。

「ふぇ?……………っ!!」

長い間考えてやっと思いたったらしく飛び退こうとしたトレインの腕を掴んで隣に倒す。

「しょうがねぇなぁ…。遊んでやるよ」

妖艶な笑みを浮かべ、手首をベッドに押さえつけるように組み敷くルミケット。

「……(逆光白い髪が輝いて、綺麗だ)」

きらきらした髪、長い睫に縁取られた眼に、影とは無縁の金色瞳がトレインを映す。
その全てに眼を奪われてしまい、逃げるのを忘れていた。

「んっ!……んむぅ…ふぁ」

最初から深く、口腔内を蹂躙するようにキスをする。

「なに…すんだ…よ、ミケ……」

「なにって、………姫初め?決まりなんだろ?」


誰情報なのか、少し間違った知識をさらすルミケットは、絶句してしまったトレインのシャツを捲り上げて浅く上下する胸に印を残していく。
時折思い出したかのように可愛らしい突起に舌を這わせると、その度にトレインが一際反応を示した。

「は…ぁう…やぁあっ!…んんっ」

「トレイン、もうここ硬い…」

ルミケットの手がズボン越しにトレインの中心を擦る。

「あぁあっ…!!ぁっ……んぅ、ひゃぁんっ…」

いくら感度の良いトレインでも布越しの愛撫はかなりもどかしい。

「トレイン…どうしたんだ?」

分かってるくせにと心の内で悪態をついたのか、なんにしろトレインは小さく舌打ちをした。
でも生理的に涙を溜めて眉を顰め耳まで真っ赤になっているため、トレインらしい可愛らしさにしか見えないようだ。

「もっ…ちゃん…とっ、あぅ…!はぁ…ふっ」

「睨むな……いじめたくなるだろ?さ、ちゃんと言えよ?どうしてほしいのか…」

そんな瞳で睨んでも、煽るだけ……。


「おも…どぉりに、なってたまっか…ょ…っ!」

トレインは自棄になって自身を取り出して……
その動きをルミケットは呆気にとられて観ていた。

「ぁっ…ふぅ、んんぅあっひぁんっ!」

「………(自分のしてることの重大さを失認してるよな…)」

「やっあ…も…ぅっくっっ――っ―っっ!!!ぁぅっはっ…はぁ…ん………ぁ」

艶かしく両手で自分を追詰めていたためにすがり付くものがない。
達してすぐ腕が宙を彷徨ったあとルミケットにしがみ付き、快感の波に耐えつつ息を整えた。

「そんな、『どーだまいったか』的な睨み方するなよ。逆効果だしな」

「っ!!?」

やっと過ちに気付いた猫は青くなったり赤くなったり……楽しい。

「バカだな…。まぁ満足したし、」

そう言ってルミケットはその容姿にみあった小さめの口にトレインのソレをぱくんっと咥えて愛撫をはじめた。

「にぁあっああっっ!!んやぁ…っ、ちょおっ!みけがそっ…れ……ると、ぁうっ!えろ…ぃ…!!」

「んむ?はんへは…?」※なんでだ…?

「しゃべっ、んなぁっ!…った、ばかり…だっ…からぁあっ!!っん…もぉ……っ」

「そ。じゃあやめる」

「ふぇっ!?」

物足りなさを表情に浮べてしまったトレインの服や肌に付いた白濁を指ですくう。


それを潤滑液として長い指を1本、2本と挿入れていく。

「ぐっぅ…ああぁあっうっ…はぁ…く…るし…っ!」

「ほんと…何度ヤってもきついな……っと」

「やっあ゛ぁあっっ!!!ぁっあぁあっんやっ…」

知り尽くしたトレインの好い所を攻め立てて内を解して、ぎりぎりで指を抜いた。

「また……かよぉっ!」

「いや、そういえばトレインはもう後ろだけでもイけるんだったなと…」

いつもの妖笑を浮べ、一呼吸に自身を突き挿入れた。
途端にトレインの姿態が跳ねる。

「ふぁあっあぁぁ――――っ!!!!」

「きっ……つ…とれいん、痛くしても良いのかよ……?」

「むっ、無理無理むりぃっ!これいじょっ…やっあぁっ、ふぁぁんっ!!」

イったばかりで間髪入れずに快感を強いられているため、波は連続でやってくる

「だめ…ってば…ぁ、あぁ…はっ……ら、めぇっ!や…にゃあぁあぁああぁっっっ!!!――――」



頭が  真っ白になる







「ところでトレイン?」

「な…んだよ…」




「声、おさえなくて良かったのか…?」



「は?」

「姫やおっさんは自分達の部屋にいるけど…へたしたら聴こえてると……」

「〜〜〜〜っ!??」

「夜は響くよな…」

「………!!!?」

「ふっ」

ルミケットが小ばかにしたように笑う。
アジトなんだから敵に気付かれないように音が響きにくい構造になっているのに…
そのことにトレインはいつ気が付くのだろうか




気付かなくてもいい気がする。っつうか気付かないでいてほしいルミケットであった……――









やぁっと、遅くなりましたがお正月小説!
裏!!
駄作だけれども、やっと普通の(?)裏アップできましたぜ(キランっ)
ここまで読んでくださった方、心からお礼申し上げます!!

しかもミケトレ(オリジ×トレイン)というあいたたな文をっ!?


でも頑張りましたんで。
こんなのでも…はい


120404一部編集

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あきゅろす。
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