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黒猫短編集
子ども−策略編−(シャオトレ裏

*今回も長いです*





――…なんか、身体が軽い

にしては節々は痛み、自由も利かない…

「…ぅ、ん?どこだ、ここは?」

まだ重い瞼をゆっくりと瞬かせる

…見覚えのあるような、ないような

「んー…見覚えないってことにしてもいーか?」

間の抜けた問い掛けを、この部屋の主に送る

返事は思った通りの人物により返ってきた

「…えぇ、お好きなようになさって構いませんよ」

クスクス笑う声に少しイラついて、この状況を説明させるための威嚇も込めてガシャンっと大きな音をたてた

「俺のこのカッコ、どーゆーことだ?事と次第によっちゃあ、どうなるかわかってんだろうな…?」

「恐いですねぇ…見ての通りですよ?貴方に本気で暴れられると、何もできないじゃないですか」

「何もすんな!…つうか、何するつもりだ!?それよりなによりっ!なんで俺が子どもの姿になってんだよ!!」

小さな両の拳をベッド柵にもう一度強く叩き付けて声を荒らげると、シャオリーはそれでもなお微笑みながら肩を竦めてみせた

「質問が多いですよ?」

「いいから答えろ…!」

「…っ!」

小さいながらも並大抵の奴らでは尻尾を巻いて逃げて行きそうな迫力で凄まれて、戦慄が走る感覚を覚えるシャオリー

が、流石キツネと称されるだけあってすぐに調子を立て直してにこやかに微笑む

「…薬で身体的に子どもへ戻って頂きました。出所は秘密です。そして、何をするつもりか…でしたっけ?」

「ぇ…いや、やっぱ言わないでいいっ!こっちくんなっ!!」

聞く耳持たず、ぎしりとベッドを軋ませてトレインを照らす光が遮られた
すり抜けて逃げようと試みたが、無理矢理小さくされた身体は節々が痛み、思い通りに動かず顔をしかめる

その隙に掴まれた腕は頭上で一纏めにベッドへと縫い付けられた

細い指が、ぶかぶかになった服の内側に滑り込む

「っ…や、め」

肌の触り心地や弾力を確かめるかのような指の動きに、切なげな声を洩らす

「抵抗が弱いですね、期待しているのですか?もっとして欲しい…って、言ってみて下さい」

「てめ…の、っいだろ…!?」

これでも精一杯抵抗しているのだと、わかっていて言っているその態度が気に食わない

「…ぁくっ!……ぅ、ぶん殴って…やる…っ!!」

その言葉に、シャオリーの動きが少し止まる

「…その前に貴方のパートナーに変装しますよ?」

「…!……どっちだよ」

昔と今、パートナーと呼べた二人の顔が浮かんだのだが、どちらにせよ殴れそうにはなかった

「フフ…どちらが良いですか?」

反応を楽しんでいるだけで実行に移す気はないのだろう、指先が再び肌を這いはじめた

「ふあっ!?やぅ…っ」

子ども特有の小さな膨らみを持った胸や内腿を撫で擦る手は焦らすように急所に触れることがない

「んんっ!や、ゃめ…ひゃっん」

「……トレイン、さん…っ」

それでもどこかしこ敏感に反応を魅せる姿はその身体には不釣り合いなくらい妖艶で、シャオリーは思わず喉を鳴らした

「(いくらなんでも、子どもになってしまっているのだから最後までするつもりはなかったのに…)……すみません、トレインさん」

「ふぅえ…っ!?」

謝るが先か、トレインの左脚を胸に付きそうなほど折り畳んだ

いきなり過ぎる行動に驚きの声を洩らすが、それもまた嬌声に変わる

シャオリーの指が…唇が

自身に絡み、さらに奥まった秘部にまで及び始めた

指が意外なほどすんなりと埋め込まれた

「や、っひゃあぅ…」

声変わり前の高い声に帯びてきた色は、腰に響くくらいに甘い

「トレインさん…、トレインさん?一体誰に開発されたんですか」

「う…るさっ、んゃっ!そこで、しゃべんなぁ…っ」

唇で自身を挟んだままで問うてくる空気震動に抗議の声をあげた

シャオリーはわざとらしく溜め息を吐きながら身体を起こし、髪をかきあげる


そして


「…少し痛いかもしれませんよ?力、抜いていて下さい」

ぐっ…と、後にあてがわれるものを感じた

思わず身を縮ませるトレインにお構い無しと言うかのように、ソレは一気に埋め込まれた

「ふぐ…っあ!?」

あまりの圧迫感に、お互い息を詰める

繋がっている箇所が熱く、ぴりぴりと疼く

液体の伝う感覚が、切れてしまったのだと知らしめる

「…っ!抜け!ばかやろっぅあっ!」

詰まらせた呼吸を整え、シャオリーが律動を開始する

それにより抗議の声は再び遮られた

「すぐに気持ち良くなりますよ、開発されている貴方の身体なら…ね」

「開発、とかっ…い…うな、っく…ぁ!」

痛くて苦しくて、それなのに

「ひぃあっ!や…はっん」

「ここ…ですよね?」

トレインの好い箇所を見つけ、快感を引き出すために執拗に刺激しながら優しげに微笑むシャオリー

その笑顔に余裕が感じられないのは気のせいではないだろう

「ふぁっ、も、ひゃめ…は、ぁあ…――っ!!」

「…っ!」

ガクガクと小さな身体が震える

ぎゅう…と絞めつれられる刺激に堪えきれず引き抜かれたシャオリーのそれはトレインの肌を白く汚したのだが、咎めることもできず意識を手放した…――





――――――――――

最後ぶっかけてみました←
何故か書きたくなったんだ…!
わけわからんw上手く書けてないwww
ただ、男のロマンだと思う(801で男のロマンを語るなw
トレインの言う、今と昔のパートナーってのは恋人的な意味ではなく、仕事のパートナーのことです
今は言わずもがな、昔はミケが仕事の相棒と呼べる相手だったという設定ですすいません

前にupしたミケトレと同じく、モバ妹に送ったものです
おつき合い頂き、ありがとうございました!


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