お題小説
1
天井から吊されている臨也は腕を縛るものと足を左右に開くものと、なるべく一カ所に負担がかからないよう幾つもの縄で身体を縛られている。天井から戒める縄は臨也が動く度にゆらゆらと揺れ、ギッ、ギッと軋む音を立てながら臨也を揺らしている。

「ふあぁ……ッ、っはあ、あぁあ…」

穴の開いたギャグボールから洩れてくるくぐもった喘ぎが絶えることなく楽しませてくれる。首をぷるぷると振ったり虚ろな目をして動かなくなったり、かと思えば突然高い声を上げて身体を思い切り暴れさせたりと、忙しない臨也の反応が可愛くて面白くて仕方ない。近付くと臨也はぱっと顔を上げ、理解不能な声を洩らし俺になにかを訴えてくる。

「はぅ、ううぅうあぁ……っ!っはあぁう、ひぅう、っ、……くぁあ」

ランダムに設定している振動が強まったのだろう、涙の粒を飛ばしながら臨也が嫌々と首を振り、はふはふと穴から必死に酸素を取り込んでいる。

臨也を捕まえてから一週間。
その間一度も臨也には絶頂を与えていない。そのかわりに毎日乳首や尻穴を電マで虐めており、その甲斐あって臨也の性感は射精をしていないというのも手伝い、かなり高まったように思う。なかには指すら挿れていない状態だと言うのにいい塩梅だ。

「ふあ、っくぁああ、はうぅうっくあ…」

今だってそうだ。
三角木馬と呼ばれる器具の、本来跨がる部分には電マの先っぽが三つ取り付けられている。天井から吊られている臨也の尻穴を刺激する度に臨也は身悶え、その度に縄が揺れる。どんなに身体を悶えさせ逃れようとしても身体を揺らした先にも電マがあり、ひたすらもどかしい刺激が続く。身体が揺れると連なっている電マが連続で擦れ、臨也がぶるぶると痙攣し猫耳もそれに連動しているかのように震えた。臨也の顎をとらえ、情けないくらい歪んでいる綺麗な顔を堪能する。

臨也の可愛らしい尻尾は腕と一緒に固定させている。可哀相だと思うが、その尻尾は絶頂を求め勝手にペニスや尻穴に伸び臨也が自慰に使うため仕方ないのだ。

一日の大半を性感を高めるために費やされ、けれど得ることはできない絶頂に臨也は従順になり始めた。

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あきゅろす。
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