お題小説
1
ベッドの上で四つん這いになりながら自らの手で尻をくぱりと開く臨也は、不自由な体制ながら熱に浮かされたとろけた目で俺を見つめてくる。そんな広げられた尻穴に向かいローションを垂らす。一本の細い線となり、とろとろ落ちていくローションが肌を滑る度に臨也は身体を捻らせ、跳ねさせる。

背中の窪みに沿って流れていくローションを掌で背中全体に広げ、その手をそのまま乳首へと滑らせた。胸を揉むようにして触れば、掌にぽつりとした尖りが当たる。それをこりこりと弄ってやると甘ったるい高い声が響き、猫耳がプルプルと小刻みに震えた。

「あ、あ……」

シーツに頬を擦り付け唾液を垂らす臨也の尻穴に指を突っ込み、押し広げる。熟したそこはひくひくと指を舐め、先程なかに入り込んだローションがこぷりと溢れた。
尻のろくについてない肉を広げる臨也の手から力が抜けていくのを見て、それを咎めるために尻を強めに叩く。広げてろ、と臨也の手を引き広げるよう促すと、俺が二本の指で広げている尻穴が更に見えやすくなった。

再びローションを垂らしていけば開いた尻穴のなかにローションが入っていき、忙しなくそこがくぱくぱと開閉を繰り返す。指を締め付けてもそこは完全に締まることはなく、隙間からローションが入り込んでいく。

「あーっ、あっあ……」

だらしなく開いた唾液を垂らす口からはやらしい声が零れる。指を引き抜けば尻穴がきゅっと締まり、後ろから様子を観察すれば尻穴からローションをとろとろと垂らし、自ら尻を広げ俺を求める臨也が震える声で小さく喘いでいた。

尻穴にぴたりと勃起したペニスを押し当てると、それだけでとけそうな声を上げ、腰を高く浮かせた。ぷるぷるした唇からは喘ぎとも呼吸ともとれない音が、はっ、はっと零れている。

[次へ#]
[戻る]


第3回BLove小説漫画コンテスト開催中
無料HPエムペ!