企画小説
3
その様子を見て悪かった、と思う感情がある。けれど何が悪かったのか、それはわからない。臨也の怯えた顔を見ているうちに、腹の奥からなにかドロドロしたものが込み上げてくる。

なんで、こんなことをしている?

そう首を傾げた瞬間、頭の中であの時の光景が蘇った。そう、俺がこんなことをしている理由は。

「げほっ、がっ、あ゛あ゛!!っはあっ、はーっ、はっあ゛……」

「臨也、いざや」

「かっ、…けほっ、……っは…」

「この傷どうしたんだ?」

「っは、……だか、らっ、ちょっと…へましちゃった、だけだって……」

「誰にされた?」

「……、…」

「俺はここで、臨也が黙る理由がわからない。守ってやりたいから、聞いてるんだ」

「…守ってもらう、必要性を感じないね」

「こんなに無力なのにか?」

鼻で笑った臨也の頭を、再び沈める。
浴槽の縁に腹を乗せさせれば頭は更に深くまで沈み、抵抗が強くなった。ぼこぼこと気泡が臨也の口から吐き出される。力がなくなれば、頭を上げてやる。

「臨也、だれだ?言ってくれ。臨也なら、あの塵の名前も住所も知ってるだろう?」

「はぁあっは、はっ…!知らないって、」

手を離せば、体力を消費した臨也は力なく水の中へと頭を落とす。裸のまま冷たい部屋に放置され、そのまま水遊びへと続いた臨也の肌には鳥肌がたっている。その肌を撫でながら、露わになっている後膣に指を這わせた。

「がっ、ごぼっ、…っ!がぁ、あ゛っ!」

臨也は身体を仰け反らせて水の中から頭を出す。しかしすぐに力がなくなり水の中に逆戻りし、後膣を掻き回す度に貴重な空気を浪費する。風呂の縁で真っ二つに折られ縛られている身体は、時折激しく痙攣を起こしている。

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あきゅろす。
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