企画小説
3





後膣からどろりとした液体が漏れ、なかに吐き出されたことを知るが、もうここに連れてこられた始めの頃のように狼狽えることはなかった。むしろこれで解放される、という安堵の方が大きい。何度セックスを強制されたかわからない程酷使され続けた後膣は明らかに緩み、どんなに乱暴に犯されてもあまり痛みを感じないようになっていた。

黙ってセックスを見ていただけだった男が近付き、俺の背後にしゃがみこんだ。

「なあ、俺もいい?」

「…ちょっと待てよ、今抜く」

ぬるぬるとなかを滑るようにして抜かれていくそれに、ぶる、と身体が震えた。またヤられなければならないのかとこのまま意識を失ってしまいたくなるが、そんなことをされたら余計酷い目に遭う。あとひとり相手をしたら終わりだと、何度したかわからない鼓舞を自らにした。

「でもこいつ、緩いんだよな」

「あーまあそうだけど、殴っても締めなくなったから仕方なくねえ?」

お前等のせいだろ、と苛立った。
なぜそんなことを言われなければならないのか。どうでもいいからさっさと抜いて、そして挿れればいい。そう思っていると、ビデオカメラを構えた男がとんでもないことを言い出した。

「一緒に挿れてみろよ、面白そうじゃん」

二輪挿しっつーんだっけ、と続いた言葉に思考が止まった。一緒に挿れる、なんて想像したくもない。理解したくない。

「マジで?キツくね?」

「緩いから丁度いいだろ、ヤろうぜ」

身体を持ち上げられ、膝の上に乗せられた。元々挿入されていたペニスは射精したばかりだというのに再び膨張し、緩んでいると言ってもそれだけでなかは満たされているのだ。後膣に新たに当てられたそれに悲鳴を上げた。

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あきゅろす。
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