短編小説
4
「やっ、あああ!ふあ、ぁああッ!!もれ、あ、はあぅ!もれるぅっ、もれるっ、や、ひぁ、あはははっ、あぁああッ!!あー!!!」

「だから漏らせって」

臨也の足が尋常じゃないくらい震えている。片手を離し臨也の縛られた手首を掴みそこを見ると、暴れすぎたせいで血が滲んでいた。それを見て、何となく面白くない気持ちになる。俺が噛んだり叩いたり踏んだりしてできた傷は、臨也を支配しているのは俺なんだと、見ているだけで堪らなく興奮するのに、縛られてできた傷は何となく、…何となく苛つく。臨也自身にどうすることもできないことで苛つき、それで臨也をもっと虐めたくなる。
考えている間も片手で臨也を擽っていたため、臨也はどんどん追い詰められ、完全に臨也は泣いていた。いつものことだ。

「ひっ、いぃいっ、あぁあっ!!っも、もぉ、もおむりぃっ、ふぅうう」

「漏らしてみろ、よっ」

「あぁあっ、しうちゃ、ああ、あははぁッ、…ンあぁああアああっ!!!」

手首から手を離しペニスを握ってやる。
するとそれがぶるっと震え、手に生暖かいもので濡れた。続いてじょろじょろとベッドがそれにより濡れ、汚れていく。臨也の漏らしているときの顔を見れば良かった、と後悔する。

「ひぃんっ、ふぅ……う」

臨也はぷるぷる震えたかと思うと、ベッドにくたりと身を任せていた。ベッドはぐっしょりと汚れていて、あーあ、と呆れたような声を出せば、臨也が枕に顔を沈ませた。サラサラな黒髪を鷲掴みにし、顔を上げさせる。仰け反らせた臨也の顔の前に、臨也の漏らした尿で汚れた手を見せた。

「臨也くんのせいで汚れたんだけどよぉ、どうする?」

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あきゅろす。
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