短編小説
1
擽り/失禁

ドS静雄×ドM臨也






なかに大量に注いだ精液に、臨也が苦しそうに悶えた。腕を後ろで縛りその縛った縄をそのまま首に括り付るという、腕を動かせば首が締まるよう縛ったそれのせいで、臨也は呼吸を確保するため腕を必死に上へと上げる。いざ首が締まりそうになったら、俺が指先で千切ればいい。臨也は痛がったり苦しがったりしたほうが締め付けがいいし、なかが蠕動するように動くから気持ちいい。

「んぁあっ…、う、あぁ……」

額をベッドに擦り付ける臨也の腰を掴み、尻だけを高く上げた格好にさせているため、臨也の足がぷるぷると震えていて、それが可愛い。震える足を撫でれば、臨也が甘い声を洩らした。突っ込んだままのペニスを臨也がきゅうきゅうに締め付け、ひくつく度にペニスに熱が再び集まってくる。それを感じ取った臨也が肩越しに振り返り、身体を揺らした。

「ちょっ、と…!なに、また…勃たせてんの!?もう無理だからね、やめてよ…っ」

そんな顔を赤くして、とろけた目で、なかを締め付けて言われても困る。まあ、どうせ臨也が喚こうが縛られていれば抵抗できないし、なにより力で、臨也が俺に勝てる訳ない。

「っああ、やめて、って、ばぁっ…」

ズッ、と突いてやると臨也が嫌々と首を振る。餓鬼みたいなその仕草にゾクゾクと加虐心が高まり、口角がつり上がるのを感じた。俺がこんな感情になるのは臨也だけだし、臨也以外にこんなことをしようなんて思わない。
滑りのよくなったなかを掻き混ぜて、もう一発出してやろうと臨也の腰を動かしやすい位置に持ち上げたら、臨也がそれに抗うように腰を下に下げた。

「ほんと、ほんとにやめて、シズちゃん…っ、解いて、よ…!」

臨也がここまでして嫌がるのは珍しい。
嫌がっていると言うよりも焦っているようで、首がそんなに苦しいのかと思いそこに手を持って行くと、そこには臨也が腕を上げているお陰で充分隙間があり、呼吸が妨げられている訳ではないらしい。

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